アニメをっち

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アニメ「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~」の一話を見て予想

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©香月美夜・TOブックス/本好きの下剋上製作委員会


 このアニメの要素を三つ挙げると、

 

・知識チート

・世界を知り、変えていく

・子供の体

 

 主人公は現代日本からの転生? 転移? 者です。なので中世的な世界よりも先の技術を知っている。

 その知識を使って無双する……という訳ではなく、

 

 中世的世界を少しずつ知っていって、その中で自分の知識を使いその世界を変えていく、という感じでしょうか。

 そこで障害になるのが、

 

 子供の体、これですね。

 大人で一人で何でも出来るなら楽なんですが、転生? したのが子供の体だった、しかも病弱。

 そのせいで色々な問題が出て来る。結局周りの大人に頼らざるを得ないのだけれど、当然子供の言う事なんて聞いてくれない。

 じゃあどうするか?

 

 恐らくこういう話なのだと思います。

 

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©香月美夜・TOブックス/本好きの下剋上製作委員会

 テーマは好きな物に対する情熱。

 もうこの時点で色々勝ってる気はするんですが、残念ながら覇権アニメにはならないんでしょうね。

 

 タイトルからして、如何にして司書になるか、という競争や受験の類のものだと思っていたんですが。手段を選ばないというのはつまり、本がなければ自分で作ってしまえ、という中々狂った発想。

 活版印刷まで行くのかな? とか一話で色々想像してしまいます。

 あ、ちなみに原作は「小説家になろう」で、既に完結しているようなので興味のある方はそちらで読めばいいと思います。無料公開されているようですね。

 

 気になったのは、バトルとお色気、という分かりやすい見所がないので、どういう点でエンタメを作るのか、というところです。

 気付いた点は、

・その世界の文明がどこまで進んでいるのか知る

・そして現代とのギャップにうなる

・子供の体である不便さ

 と、大体は知識に関する事ですね。逆に言えばそれだけでもエンタメとして十分に見せる事が出来るという事です。

 作者さんは女性のようですが、かなり力量のある方のようですね。そして最近悪名の高いあの「なろう」からこういう作品が出て来るというのも面白いです。

 

 困難を乗り越える、出来ない事を出来るようにする。

 フィクションの世界では極当たり前にある展開なのですが、なろうではそれよりも早く結果が出る物が多く。まるで三分クッキングのように、出来た物が既にあります、と解決してしまう作品が多かったので意外でした。

 

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©香月美夜・TOブックス/本好きの下剋上製作委員会

 絵柄は少し古い感じなんでしょうか? 余りビジュアルを気にしないタイプなんですが。ニコニコのコメントでは「世界名作劇場」とか「異世界名作劇場」等と言われていて笑ってしまいましたが。

 何にしろ興味深い作品です。

 

 ただ、原作が完結しているとはいえかなりの長さらしいので、アニメで完結するのかは不明です。

 基本的にアニメでやったものは二期や三期を待つタイプなので(進撃の巨人、完結まで頑張ってくれ!)、原作に手を付ける事は恐らくないでしょう。

 

 何にしろ初めての知識チートを楽しみたいと思います。

 

 

 ついでに言うと、好きな物がもっとマニアックというか、萌え絵の同人誌やフィギュアだったらどうなっていたのかなぁとか夢想してしまいます。

 こういうネタも「なろう」にあったりするんですかね?