アニメをっち

アニメの感想、持論などを好き勝手に書いております

「かぐや様は告らせたい」がヒットした理由

 個人的見解です、当たってるかどうかは知りません。

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©赤坂アカ集英社かぐや様は告らせたい製作委員会

 二期の制作が決定しているようですね。単行本も16巻とストーリーのストックもたっぷりありそうです。

 実写映画……? 知らんな。

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©2019 映画『かぐや様は告らせたい』製作委員会 ©赤坂アカ集英社

 

 恋愛というのはwin-winゲームです。好きな者同士が付き合って互いに喜びを共有する。

 もちろんケンカ別れや嫉妬もあるでしょうが、嫌になれば別れるという選択もあります。なので恋愛は基本的にどちらかが勝者や敗者になるものではないはずです。

 

 でもこの『かぐや様』という作品はその恋愛に勝敗を付けてしまった。具体的には恋愛にまでいたっていないんですが、その辺りの状況も今の男女関係にフィットしたんじゃないかと思います。

 

 具体的に言うと、恋愛にまで行かない。互いにプライドがあって付き合うところまで行けない。

 告白すればいいのに、それをするとなぜか「負け」という意識があって出来ない。というか別に告白なんてせずに付き合ってる人の方が多いとは思うんですが、そこまで相手に踏み込めない。

 この辺りの心情をコミカルに描き出してしまった。それがこの『かぐや様』という作品のヒットした理由ではないか、と。

 やはり色々と刺さるところがあったんでしょうね。

 

 ちなみにこの文章を書いている人間はこのアニメをほとんど見ていません。ここからは余談なので暇な方のみどうぞ。

 

 

 

 いわゆる一話切りをしました。そもそも余りラブコメが好きではないのと、作中にある勝敗の基準が良く分からなくて、頭の中が「?」だらけになってしまったのが原因です。

 なので良く分からない作品、として片付けていたのですが、気付けば今期の覇権とか言われてたし……。

 あれ? と思い考えてみたところこういう結論に辿り着きました(それでもアニメは一話しか見ていない)。

 

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©赤坂アカ集英社かぐや様は告らせたい製作委員会

 にしても、あの盛り設定って何なのでしょうね。昔から良くあるといえばあるんですが、天才・名家の出・超金持ちetc。

 どうもこの段階で子供騙しっぽいというか、少し引いてしまうんですね。

 

 まぁこの作品ではプライドの高さの裏づけであったり、そんな凄い人たちがこんなつまらない駆け引きに全力になってるんだぞ! というコメディー要素として使われているようですね。

 でも、そんなに特別な人じゃなくても受けたんじゃない? と思ってしまうんですが、この考えは甘いんでしょうか。

 

 ただ最近、少しラブコメの流れが変わって来たように感じます。その辺りもまた何か気付く事があれば書いていきたいと思います。

 

 

 

 そういえば太宰治がカチカチ山の話で「惚れたが悪いか」とタヌキがひどい目に会った理由を語っていました。

 やっぱり惚れた方が負けなの?

 

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©赤坂アカ集英社かぐや様は告らせたい製作委員会