アニメ「慎重勇者 ~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~」7話を余り慎重にならずに語る
ネット配信が28日深夜だったのでこの感想記事はかなり急いで書いた方。テレビがないとこんな不都合があるとは……。
早くN○K潰れないかなーチラッチラッ。
ではまず、慎重勇者ってどんな話?
──慎重な勇者が天界と地上を行き来して神々や人に迷惑を掛けながら魔王を倒す(予定)の話。
7話はどんな話?
──新たな敵、ベルゼブブ(ハエの魔物)を倒す為に再び天界へ戻る勇者、その際に姫騎士と揉めるがビンタで撃退。弓の女神から新たなスキルを習得中。
ついでに以前振った女神が殺しに来たけど頭ナデナデで手なずけた。
今回の大筋はこんな感じ。
- 新しい敵、ベルゼブブの様子を観察。慎重に攻撃しない
- 兵士を救わなかった事に姫が激怒、口論になりケンカ(?)する
- 弓の女神にスキルを教わる
- ひどい振り方をした女神(アデネラ)を頭ナデナデで手なずける
一つの話としては少し歯切れの悪い回でした。いつもみたいに強い引きもなかったですね。
一番の見所はアデネラのホラー描写と頭ナデナデで落ちるチョロさでしょうか?
完全にネタ女神と化してますね。今後ストーカーにならないか不安ですが……。
そういえば今まで触れていませんでしたが、この顔芸というのも慎重勇者では多用されています。
元々はシリアスな作品で行き過ぎた感情を表現する方法として使われてたと思います。それが気付けば顔芸と言われるようになり、それが今ではコメディー表現としても使われていますね。
恐らく原作にはない要素でしょう、顔の表情までノベルでいちいち描写してるとは思えないので。
アニメスタッフがノリノリで悪ノリしているのが見て取れて楽しいです。
(そういえば漫画が先にあるようで、その段階で顔芸が多用されてるようです。ファッキンメディアミックス)
余談ですがこの顔芸の源流はどこにあるのだろうと知り合いと話していたところ、『漂流教室』や『まことちゃん』で有名な楳図かずおに辿り着いてしまいました。でも合っているかどうかは分かりません。
今回は色々と気になる部分がありました。
一つは荷物持ち(女)の能力を解放するという話。
この子も中々いい性格してますね。聖剣の為の生贄になる宿命だったのを助けられ、今や戦闘能力もなくただのお荷物状態(とまでは言われてませんが)。
男なら無力感や罪の意識にさいなまれる可能性もあるところですが、スネてお菓子を食べまくってます。この辺りの図太さとバランス感覚がいいですね。
そしてやっぱり気にしていたらしく、能力を解放するといわれたら喜んで泣いてしまう。「引きずりだして~」は最高でした。
果たしてどんな能力が解放されるのか……? 個人的には美味しいお菓子を作る能力で勇者に再び「要らん」と言われるか、荷物を多く持てる能力で戦闘以外で地味に役に立ち勇者に重宝されたりすると面白いなーなどと妄想しております。
どんなオチを持って来るんだろう……。
そしてもう一人はこのお方、弓の女神ですね(名前忘れた)。
リンゴをかじってますが、これは良く使われるメタファーです。聖書のアダムとイブは有名ですね、知恵の実を食べて楽園から追放される。その知恵の実はリンゴだという説が有力で、そのリンゴをかじるキャラクターは何か罪を犯した(もしくはこれから犯す)という証だったりします。
まぁ女神なんだから知恵の実を食べても何の罪もないとは思いますが、その辺りの設定は一旦忘れましょう。メタファーです。
「別の稽古」とか何か意味深な事を言ってましたし、前の話(か、その前の話)で男グセが悪くて森に追放された女神がどうこうって台詞がありました。この方の事でしょうね。
となると今度はアデネラのように少女漫画では許されないような事になるんでしょう、それをこの勇者はどうやって回避するのか。そしてどうやって落とすのか。
非常に気になります。
他にも今回は色々と危ない描写もありました。意図的に触れていませんが、前半の姫騎士を叩くシーンですね。それとその前の口論。
それも書く予定だったんですが文字数がかなりかさみそうなので記事を分けます。
今回の変顔女神さま。
勇者も驚いているように見えます。