アニメをっち

アニメの感想、持論などを好き勝手に書いております

アニメ「星合の空」について今更な事を3つ書く

 個人的にかなりのダークホースだった『星合の空』、少し調べたら今更のような情報が出て来たのでザッと書いてみます。

 

 

  • 全12話だった
  • 星合の意味
  • OPについて

 

全12話だった

 本気でどうやって終わるのか分かりません。恐らくサンバイザーくんの親父さんの一件をまとめて終わるんでしょうが、それにしたって次の大会って何。視察とかしてる場合なの?

 一つ一つの話が良く出来ているので最後も綺麗に終わって欲しいと思ってるんですが、このままだと俺たたEND(俺たちの戦いはこれからだ!)で終わってしまいそうで。

 

 7話の練習試合なんてその辺のスポーツ物よりよっぽど面白かったです。練習の成果や作戦が上手くいって1セット取る、でもそれだけで上手く行くはずもなく、崩れ出すとさっさと負ける。

 それだけの流れなのにスピーディーな見せ方が良くて、あっと言う間に終わってました。毒親問題がやりたいのかスポーツものがやりたいのかどっちよ!? と思ってしまうぐらい。

 まぁ両方やる気なんでしょうけど。

 そんな試合を見せた後にお待たせとばかりに親父さんが出て来る、と予想してたんですが。今度は対戦相手の視察で更に女子部との練習試合とか言ってるし……。

 

 これ、反響によっては二期作りますよ? って事なんでしょうか?

 

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©赤根和樹エイトビット/星合の空製作委員会

 

 うん、作って。

 

 

「星合」の意味

 最初にこのタイトルを入力した時、一発変換できて驚いたんですね。ああ、こんな言葉あるんだって。

 意味は確か七夕です。星が会う、織姫と彦星の事ですね。公式サイトの下部に元となった短歌が書かれています(しかも全ページに)。

www.tbs.co.jp

 

何事も 変わりはてぬる 世の中に

 ちぎりたがはぬ 星合の空

 

 意味はこちらのサイトを参照させて頂きます。

建礼門院右京大夫集 現代語訳291-300 七夕の〜曇るさへ

 何事も変わり果ててしまった世の中で 彦星織姫の逢瀬は約束を違えず行われている

 

 これが何を意味しているのか? 個人的にはサッパリ分からないです。変わっていくものと変わらないものを描く、という意味なのか。登場人物たちが最後に何か約束を交わすというフリなのか。親子関係なんて時代が変わってもこんなもんだ、という皮肉なのか。

 公式サイトにこれだけデカデカと書いてるんだから適当に付けた訳じゃないのは確かなんですが。まさかBL要素で主人公格の二人を織姫彦星として見て下さい、なんてノリじゃないですよね?

(もしそうならどっちが彦星で織姫だというカップリング戦争が起こってしまう……)

 

 

 OPについて

 「OPには全てが描かれている」という説がありまして、何気ない仕草や動きに意味が隠してあったりするんですが。

 最近観て分かりやすかったのはこちら、

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©タツノコプロ/エガオノダイカ製作委員会

 『エガオノダイカ』というアニメのOPです。中央の男の子が手を振ってますね。ネタバレになるので明言は避けますが、この子は三話か四話辺りから登場しなくなります。

 まぁ、バイバーイという意味ですね。

 

  こういうメッセージが『星合の空』にも隠されているんじゃないか、と思って観たんですが。

 気になったのはこの二つ。

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©赤根和樹エイトビット/星合の空製作委員会

  ラケットが壊れているのは既に本編でもありましたね、親父さんに壊されたシーン。そのラケットがOPのこのラケットであるか特定は出来ないですが、恐らく間違いないでしょう。

 問題は下の方です。OPの最後で二人が振り返るんですが、良く見ると分かるようにそれぞれ見ている方向が違います。互いに右端・左端を見てますよね。

 これは絶対意図的なはずなんです、でないとカメラ目線にすればいいんですから。

 これが何を意味しているのか? 互いに別々の方向に進むという離別の意味なのか。それとも別の問題を抱えているというそれだけの意味なのか。

 

 アニメーションというのは全てを操作できる映像作品です。風がどこから吹くか太陽はどの位置にあるか等。

 役者が居て天候や気温といった要素に左右される他の映像作品とは違います。なのでこの視線にも何か意味があるはず。

(愛情のないアニメに関しては知りません)

 

 次はOPの歌詞を見てみましょう。

www.uta-net.com

 爽やかで躍動感のある曲、ぐらいにしか思っていなかったんですが、歌詞を見るとガラッと印象が変わってきます。

 どうやら歌詞の中の「僕」は水槽の中で溺れているようです。しかも耳を澄ましてクジラの歌を聴いているだけ、という。

 

 このアニメらしい歌詞、と言っていいんでしょうか。どれだけスポーツの才能があって生意気な性格をしていても、根っこの部分は親父に虐待されて膝を抱えている子供、という。

 この曲の躍動感は水槽の中で聞こえて来る歌を聴いてワクワクしているだけなんです。自分で歌ってすらいない。

 何ともやり切れない曲です。

 

 あ、ちなみにOPの曲や歌詞に関しては監督や製作陣と話し合いがあってから作る、と何かで見た気がします。このアニメなら間違いなく監督が関わっているでしょう。

 

 

 さて、思った以上に記事が長くなってしまったのでこの辺りとします。このアニメのラストについて混乱させる事しか書かなかった気がしますが、だってこっちも分からないんだもん! と返しておきます。

 でもこういうワクワク感も楽しんでいいんじゃないでしょうか。

 

 とりあえず今の内に言っておきます。

 

 

 

 

 二期はよ。

(二期を早く作れ、作りやがってくださいお願いします。という意味)