アニメ「慎重勇者 ~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~」9話を慎重にならずに語る
それほど噛み砕く前に書いてます、記事のストックがなかった。なので深堀りは明日の記事になる予定。
ではまず、慎重勇者ってどんな話?
──慎重すぎる勇者が天界と地上を行き来して神々と人々に迷惑を掛けながら魔王を倒すべく奮闘する話
9話ってどんな話?
──四天王の一人によって召喚された死神を倒す。最強の女神から謎の特訓を受け、地上へと向かうが四天王の一人は戦帝によって倒された
話の大筋は大きく分けると三つ。
- 召喚された死神を(露出狂の女神が)倒す
- 最強の女神から騎乗位という名の特訓を受ける。ついでに主役の女神が臭い
- 地上がピンチだと言われ駆けつけるが、戦帝の一撃で四天王の最後の一人は倒された
では気になったシーンをザッと挙げていきます
まずはこのシーン。
分かりにくいですが死神が天界まで追って来たシーンです。天界は安全だと思い込んでました、今までずっと修行をしたりお茶したりと地上とは違った空気の場所だったので油断してました。
こういう設定上のお決まりを破って来るのは驚きますね。実は作者というのは自分で作った設定に振り回されがちなので(個人の経験です)、こういった事は中々出来ない。
そこに現れた天界の神々。
死神を倒すべく技を発動するんですが三人とも技のポーズが結構凝ってます、全員の画像は貼りませんが。アニメーターの仕業でしょうか、細かなところにも力が入ってますね。
そしてここはコメントで指摘されてたんですが。
ケーキの神の自信作の猫ケーキが、勇者の風圧で吹き飛ばされて地面に落ちます。
その後に死神が通ると、なぜか猫の部分だけ消えているんです。「死神が食べた」等のコメントがあったんですが、謎ですね。
その後にも全く言及されないのでアニメーターの遊び心と考えるべきでしょう。
にしても細かすぎ!
その後、勇者の外道っぷりが散見されますが、特にひどかったのがこのシーン。
最強の女神であるヴァルキュレと死神を戦わせる為に、わざと自分を狙わせて攻撃をヴァルキュレ(の絵)に当てるという計算された犯行。
これをやっても全く恨みを買わないこの勇者って凄いなと思います。やっぱり女神がその後にちゃんと突っ込んでるからでしょうか?
それから最強の女神が死神を倒しますが、中々倒せず三度目の技で倒す事になります。
ヴァルハラゲート。
Valhöll、戦死者の館
『ハガレン』の真理の扉を思い出してしまいましたが無関係でした。
適度に神話の知識が入ってますね。
ちなみにこの技を人間が使うと即死らしいです。最強の女神もこの技は絶対に教えないと念を押してますね。
使うなよ、絶対だぞ!
ここでちょっと予測してしまったのは、感動の話に持って行くパターンとして今までの前提を大きく覆すという方法があるんですね。
この慎重な勇者だと一か八かの行動に出る、しかもHPが減るのもお構いなし、という感じで。
この予想は的中するはずだ!(フラグ)
そしてなぜかやたらと使われる、女神が臭いネタ。
これに関しては深読みだと思うんですが、勇者と女神の距離感ってかなり近付いてますよね。今回は抱きついたり頭すりつけたりしてます。
勇者が女神を邪魔扱いする理由付けなんじゃないか、とか思ったりしましたが。これは違うでしょうね。
でも最初に出た時からちょっと違和感があって、女神が匂うという謎のネタがあまり前振りもなく使われ出したので。
これからこの設定が生きて来るんでしょうか?
次にどう見てもアウトなカット。
これ絶対入ってるよねとは (コレゼッタイハイッテルヨネとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
その直後の女神と勇者の会話。
「お前が思っている行為など決してしていない」
「ほんとにほんと? 神様に誓う?」
完全に恋人の会話。この辺りは昼ドラの空気がありましたね、演出的にはそうでもなかったけど。
女神さまの唐突な病んデレ化で出て来た髪の毛のワラ人形。
これ絶対キーアイテムとして使いますよね。
最後に帝都最強と言われる戦帝が登場。
上が使用前で下が使用後(用法・用量を守って正しくお使い下さい)。
幼児化するってどんな呪いやねん! と思わず突っ込んでしまいましたが。女神さまが前振りしてくれているように、不治の病やそういった暗い設定にしたくない。ギャグにしようという明確な意志が見て取れます。
と、思ったより長くなった。
ネタが足りなかったらどうしようかと思ってたんですが、何とかなったようなので続きの深堀りは次回(多分、明日)になります。