アニメをっち

アニメの感想、持論などを好き勝手に書いております

アニメ「星合の空」11話の続き

 では、前の記事の続きです。

 部活存続決定! の後辺りからですね。

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©赤根和樹エイトビット/星合の空製作委員会

 まずこのシーン。

 さり気なくバッグが二つ並んで置いてあります、仲がいいんですね。他の方の感想でこんなのがありました。

 この双子はお揃いのペンダントをしている。今まで主人公ペアは相手ペアに揺すぶりをかける作戦で勝っていた、でもこの双子は仲がいいからそれは通用しないだろう。という。

 素晴らしい指摘ですね。確かに今までの強敵はどちらかが上手いワンマンなペアでした。なので双子にはその作戦は通じないでしょう。

 

 個人的な予想ですが、双子には負けると思ってます。素麺チャンプルーくんの言う通りでしょう。

 物語的にもここで負けて、次の大会には……! とした方がソフトテニスを続ける動機としてはいい。本当にお金を貰って終わり、とはならないでしょうし。

 

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©赤根和樹エイトビット/星合の空製作委員会

「勝てない相手じゃない」

 

 次の対戦相手が三年生だと分かってグチるチームメートの前で眼鏡くんが言います。

 眼鏡くんだけ別の方向を向いてますね。これは眼鏡くんが別の目標を見ている、目指している方向が違う、というのを描く際に使われる表現のようです。

 

 ぶっちゃけもう部活の存続は決まったんだから、後の試合は余り関係がないんですが。眼鏡くんが目指しているのは大会二連覇の兄ですからね、険しい道のりです。

 

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©赤根和樹エイトビット/星合の空製作委員会

 そして今度は里親の子。本当の母親からメールが来て動揺してます。

 さり気なくペアの子がその変化に気付いているのも面白い、今までもそうですが、何かあった際にペアの子がフォローする、という関係を重視しているようです。

 いや、実際の中学生なんてそこまで周りが見えてる訳じゃないですけどね(個人の経験談です)。

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©赤根和樹エイトビット/星合の空製作委員会

(ちょっと分かりにくい画像ですが、麦わら帽子の人が実母です)

 優しいメールの文面でした。なぜそんな人が子供を捨てたのか……?

 記憶が定かでなかったのでwikiの情報を参照。

星合の空 - Wikipedia

実の母親は未婚のまま若くして凜太朗を出産したため、生まれてすぐ布津家に引き取られる。

 

 捨てられたという訳ではなかったようです。

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©赤根和樹エイトビット/星合の空製作委員会

 そして母親らしき背中を追って走り出す。

 この後、直ぐに主人公ペアと双子の試合が始まるんですが、恐らくその間一度も姿を見せていない(と思う)ので、最終話に少しやり取りがありそうですね。

 

 なぜかこのシーン、妙に切なくなったんですね。この感情は何なのか……?

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©赤根和樹エイトビット/星合の空製作委員会

 そして双子との試合が始まり、あっと言う間に一ゲーム取られます。

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©赤根和樹エイトビット/星合の空製作委員会

「どうやったら彼らに勝てる? なんかいい方法ないかなー?」

 

 そこからの回想、餌付けシーンなんですが。ここの台詞、ちょっと意図的というんですかね、サンバイザーくんは今まで情報を聞き出す時に勝つ方法まで突っ込んで聞いてなかった。それがここでは「どうやったら勝てる?」とハッキリ言わせてるんですね。

 これはシナリオ上のあるあるというか、次の台詞を引き出す為の誘導尋問みたいなものです。まぁ気にならなかったらいいんですけど、引っ掛かった方にはそう説明しておきます。

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©赤根和樹エイトビット/星合の空製作委員会

「200パーセントない!」

 

 と、こういう台詞が返ってきます。

 

 個人的にもここは負けると思ってるんですが、ちょっと引っ掛かったのは。

 試合開始前に挨拶をし合うシーン。

 

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©赤根和樹エイトビット/星合の空製作委員会

 生真面目な声の眼鏡くんと軽い声のサンバイザーくん。それに対する双子の挨拶は声の抑揚もほぼ同じです。

 ペアは息が合っている事が強さの条件なのかもしれないですが、ちぐはぐな方が上手く行く場合もあるでしょう。知将サンバイザーくんがまた何か作戦を思い付かないかな? なんて思ったんですが、恐らく最終話はそこまで時間がないでしょう。

 なぜかこのアニメは尺の心配をさせますね。

 

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©赤根和樹エイトビット/星合の空製作委員会

 そして問題のラストシーン。

 台詞をそのまま書き出します。

 

母「やっと、本当の気持ちに気付けたの。あの子には悲しい思いをさせたけど、これできっと……」

兄「母さんがそうしたいなら、そうすればいいよ」

母「ありがとう、涼真(眼鏡くんの兄)のお陰ね」

兄「あいつらは俺の大事な弟だから。あの二人は、何があっても俺が守るよ。必ずね」

 

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©赤根和樹エイトビット/星合の空製作委員会

 母親の気が抜けたような目と兄の覚悟を決めた表情が対照的です。

 

 これを最初にニコ動で見たんですが、既にいくつかのコメントが書かれてました。それを読んだせいで他の可能性が考えられなくなってしまいました。

 とりあえず、その二つを検討してみます。

  1. 凛太郎(双子との試合前に母親を追いかけたあの子)と眼鏡くんが兄弟であるという説。
  2. サンバイザーくんと眼鏡くんが兄弟(?)であるという説。

 1.なんですが、確かに眼鏡くんの母親と里親の子が追いかけた麦わら帽子の女性は髪色が似ています。でもwikiに書いてあった「若くして産んだ」というのを考えると少し厳しい。というかそもそもこの母親が同い年の子を二人産んでる事になるから、今度はその二人が双子!? って事になってしまいます。

 なので恐らく1.はないでしょう。

 

 2.ですね。兄が「二人を守る」とハッキリ言ってます。恐らく面識のある相手だと思うんですが、前回にこの兄がサンバイザーくんにソフトテニスのテクニック(スピン?)を教えたという台詞がありました。

 更にサンバイザーくんは引っ越してくる前に眼鏡くんと面識があった。一度どこかへ引っ越してから戻って来たようなので、その時から接点はあったようです。

 でも気になるのはサンバイザーくんと兄が一緒に居るシーンは映像で描かれていない。そこは多少引っ掛かりますが、仲がいいのは確かなんでしょう。

 ただ兄弟と考えるのは1.の時と同じでおかしいので、どこかで入れ替わるか何かあったんじゃないかと予想中。兄が「二人は俺の大事な弟」だと言っているのは、実際の弟と育ちの弟という意味ではないかと考えられます。

 でもサンバイザーくんの両親はその事実を知らないんでしょうかね? サンバイザーくんのオヤジさんに向かって眼鏡くんが名前を言うシーンがありました、その時にオヤジさんが変なリアクションをしたという覚えもない。

 

 それともう一つ気になっているのは、10話の台詞ですね。

「あなたの母親になんかなりたくなかった。あの時、涼真(兄)が余計な事をしなければ……」

 これは眼鏡くんの母親の台詞なんですが、この時には兄が余計な事をした、と言っています。でも今回は、兄のお陰ね、と言ってます。

 まぁこういう時の台詞はわざと煙に巻くような言い方をして視聴者を引き付けようとするものなんですが(またメタ視点ですいません)、それにしたって情報が少ないよなー。

 

 

 本当なら、俺はこう思う! みたいな説を打ち立てたかったんですが、先にコメントを見てしまったせいで思考が固定されてしまった。コメントというシステムも良し悪しがありますね。

 とりあえず、最終話の前に一通りまとめておきたいので後一つは記事を書くと思います。

 でも、直ぐは無理そうですかね。最終話に間に合うようにはするつもりです。