アニメをっち

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アニメ「慎重勇者 ~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~」10話について慎重に語る

 かなり久々にこのアニメに触れる気がする、前回が総集編でしたからね。製作陣が慎重すぎるのが問題か。

 実はAvemaTVがニコ動より先に配信しているのを知って、一昨日辺りに観たんですが記事化はまだでした。

 一応リンクを貼っておきます。どの道、最終話は来年になりそうですが。

abema.tv

 Abemaも会員登録なしで観れたのか……。

 

 

 

概要

 

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©︎土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 ではまず、慎重勇者ってどんな話?

 

──慎重すぎる勇者が天界と地上とを行き来して神々や人々に迷惑を掛けながら魔王討伐に挑む話

 

 10話はどんな内容?

 

──主に爺回。四天王、最後の一人を一撃で葬る程の実力を持った戦帝(爺)だったが、彼は呪いに掛かっていた。その呪いの理由を知ると共に戦いの火蓋は切られる

 

 ストーリー的には二本の筋があって、

  1. 最初は遊ばないと言っていた勇者が爺との戦闘を終えると、少しぐらい良いだろうと遊びを許可する。
  2. 爺の呪いの原因と、対爺戦。

 最初と最後がストーリー的につながっていて、その間に一つの話を入れる、という入れ子構造になっています。

 

11話の細かな見所

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©︎土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 幼児化した戦帝。

 これに関していくつか言いたい事があるんですが、いきなり長くなってしまうので軽く触れるだけにしておきます。

 とりあえず、親の介護問題と古典的な呪いの回避、とだけ書いておきます。後で触れる予定(だったんですが次の記事になりました)。

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©︎土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

(この左の男の目が悲しい……)

 

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©︎土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 そして原作にはほぼ描かれていないだろうバニーガール。無駄に作画に力が入ってます。一瞬『けい○ん!』のキャラかと思った。

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©︎土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 勇者が頑なに遊ぶのを拒否すると、左のバニーさんがため息をつく。こういう細かいところまで書くのにどうして総集編になったのやら……。

 

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©︎土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 薬草と女神のヒールはどちらが上かとケンカしていると、まるで用意したかのような怪我人が。まぁこういうのを一々突っ込んではいけません。

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©︎土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 そして回復バトルとなり、このカット。ちなみに画像は公式ツイッターです、こういうのがアップされてるようなので今後はチェックするようにしよっと。

 こういうメインストーリーと全く関係のないところで全力が出せる。バカです、素晴らしいと思います。

 

「あんたのキノコ引きちぎるわよ!」

 というひどい台詞も忘れてはいけない。この作品が完全に男性向けならカットされそうな台詞ですね。

 

 

 

 その後、戦帝との謁見があるんですが、途中で伝令が来て魔王軍の残党が迫っていると報告があります。

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©︎土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 これには勇者が制圧に向かう、と。

 そして残された戦帝と女神は大聖堂の見学へ。そこで女神が爺に襲われるんですが、それを予期していた勇者が女神を救出する。

「女神が気になるって引き返して来たんだよ」

 という台詞があるんですか、じゃあ魔王軍の残党って倒されてないんですよね。その後、勇者も爺も動けなかったはずなのに、一体どうしたの? という。

 

 あれれー? おっかしいぞー?

 ってまぁ、重箱の隅をつつく様なマネしてすいません。こういう事は良くあるんです、創作の真似事をしていた事がある人間なので分かります。後で見直して「あっ」と言うのはほんとに良くある話。

  まぁ荷物持ちの二人と女神が居るので何とかなったんでしょう。

 

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©︎土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 少し戻ります。

 女神の魂の説明をした後、女神像の背後へ行く爺。

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©︎土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 そして通り抜けるように再び姿を現すと、その手に神殺しの剣が。いい演出ですね、そこまで強調されてなかったですが。

  でもなぜかこれを見ながら、「そして出来たのがこちらです」と三分クッキングの場面が浮かんでましたが。

 

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©︎土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 次に、このシーン。

 多少ですが触手の嗜みのある日本男児なので、「むむっ!?」と反応してしまいました。でもニコ動では「嬉しくない触手シーン」というコメントが

 うん、いや、まぁ、別にいいんです。次行きますか。

 

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©︎土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 そして少女漫画的テンプレートを裏切るこのシーン。助けたけど受け止めません、女神がいないとおウチに帰れません、蹴飛ばします。

 うんうん、いつも通り。

 

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©︎土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

「だが、もう慣れた」

 

 そこから爺戦が始まり、魔王から貰った霊玉とやらで爺が若返ります(魔神化?)。そして勇者との戦闘中に上の台詞を言うんですが、これって爺の時から言ってましたっけ? 何か急に決め台詞として言い出した気がする。

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©︎土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 そしてここ、誰もが突っ込んだと思います。ニコ動のコメントでもあったんですが、やっぱり言わせて下さい。

 ドラゴンボールかよ!

 

 しかしまぁ、それだけのシーンではありませんね。そこからスペアの剣を荷物持ち(男)から受け取ると、剣に魔法を掛けます。

 つまり最初から全力で行く、という事ですね。出し惜しみしてられないから全部出して行く、という。

 既に慎重に行くだけの余裕がないという事です。

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©︎土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 ここでフと思い出したんですが、この勇者って火属性なんですよね。これだけ冷静で冷めているのに。

 実はちょっとこの作品で検索してると原作の二期(?)のネタバレを見てしまって、その辺りでようやく気付いたという感じ。

 原作ありだとこれがあるからなぁ……。

 

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©︎土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 バトルが激化する中、(個人的に)衝撃の事実が!

 既に勇者にヘイストを掛けていた、と荷物持ち(女)が言います。勇者は疑り深いから仲間であろうと補助魔法なんて掛けさせる訳がない! と思っていたんですが、そんなまさか……。

 それと前から少し思ってたんですが、この勇者って前もって色々準備してても全て許されるというか許容されてしまうんですね。

 この場面でも、いつヘイストを掛ける時間があったんだ? と普通なら突っ込まれるところなんでしょうが、なぜか納得してしまう。

 だって慎重だもん。

 

 ちょっとずるい。

 

 

 そしてここでグロ注意。

 

 

 

 

 

 

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©︎土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 勇者の腕が斬られて吹き飛ぶシーンなんですが、ここの動きが見事なんですよ。剣は握ったままなので重心は剣の方にある、だから腕の方がぶら下がるように飛んで行くんですが、その動きが正確に描写されてました。

 むしろなぜ本気を出した、と。

 

 その後の出血の仕方なんですが、これも鼓動に合わせて出血→止まる→出血を繰り返すというこだわりよう。まぁ実際にこうなるのかは知らないですが。

 

 

 思ったより長くなってるのでまた記事を分けます。

 最後に良く分からなかったのがこれ。

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©︎土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 女神像の顔が砕けてますね。その前に勇者に吹き飛ばされた爺がぶつかってこうなったんですが、何か意味があるんでしょうか?
 爺が女神に対する信仰心をなくしたのは分かったんですが、その辺りの意味なんですかね。

 

 

 

 

 

 おまけ

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©︎土日月・とよた瑣織/KADOKAWA/慎重勇者製作委員会

 今週の変顔女神。

 脳が溶けてます。さっきのよりこれの方がグロ注意かもしれない。