アニメ「慎重勇者 ~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~」12話について慎重に語る・前半戦
少々遅れましたが最終話の感想等を。
そういえば試しにamazonアソシエイトの審査を受けてみたんですが、結果は落ちた! やったぜ!
まぁアソシエイトに通らなくてもamazonリンクが貼れるって分ったからいいけど。
概要
『慎重勇者』ってどんな話?
──慎重すぎる勇者が天界と地上を行き来して神々や人間たちに迷惑を掛けながら高難易度の世界に挑む話
12話(最終話)ってどんな回?
──勇者の後を追った女神一行、だが既に魔王戦は始まっていた。しぶとい魔王に対して放たれる二度目のヴァルハラゲート、それによって勇者は命を落す。失意の女神だったがそんな彼女に新たな指令が下されるのだった
12話も前後編でいいでしょう。
- 魔王との戦い、そして勇者は倒れる
- 失意の女神に新たな指令
仲間との別れのシーンや慰めに来た天界の面々とのやり取りも大事なシーンではありますが、何か後処理感はいなめなかった。
(にしてもこのテンプレート続けてるのってこの作品ぐらいか)
前半・魔王戦から
気になった点を挙げて行きたいと思います。
「この感覚、やっぱり、チェインディストラクションが……」
結局このチェインディストラクションがどういうものなのか良く分かりませんでした。爺戦の時はハッキリと剣の形してたんですけどね、結界か何かみたいですが。もうちょっと見た目で分ると助かったんですけどねぇ。
登場して一分足らずでヴァルハラゲートを食らう魔王(ひろし)。ラスボスなのにちょっと扱いむごくありません……? 四天王より存在感が軽い気がする。
え? 四天王って確かあいつらですよね。トカゲババアと森のケダモノとジジイ。後一人は死神でしたっけ?
しかし中々しぶとい魔王、さり気なく第二形態になってます。何も言わずに変形してるのはその暇がなかったのか原作にないのか。更に第三形態まで行きますね。
こういうツボをしっかり押さえてるのはさすがですね。
やっぱり役に立ったリスタル毛人形。髪の束であれば人形である必要はなかった、とか言ってはいけない。
勇者の表情1
魔王へのトドメの一撃(違ったけど)、ここで珍しく勇者が表情を見せます。熱い男の顔になってます。
叫んでも意味ないでしょ? という訳ではありません。声を出した方が力が出る。良くオッサンが「どっこいしょ」って言いながら動くのはその為です。
うん、例えが悪い。
越権行為?
倒れた勇者を前にくっちゃべる女神。ここでニコ動のコメントは「早く回復しろ」等の突っ込みで一杯でした。
でも何やら設定的にはこれで合ってるんだとか、詳しくは原作か説明してくれてるコメントを拾って下さい。
個人的な突っ込み所としては、神の力の越権行為とかその辺りに引っ掛かりましたね。そのルールは何の為にあるんだろう? と。
まさか魔族との協定? 人間を甘やかしてはいけないってこと? 神の力を使いすぎると困る人が居る? うーん、我ながら設定厨すぎて面倒臭い。迷宮送り。
勇者を助けてそのままキスに持ち込もうとする女神、それを完全拒否する勇者。このどこまでも恋愛描写を拒否する姿勢も見事です。
展開の基礎力
僅かなギャグパートの後、ひろしの三度目(二度目?)のお色直し。その魔王による靴下……じゃなくて必殺技はこの世界を二度破壊できるほど威力らしいです。
こういうやり取りが地味に凄いんですよね。
この程度で私を倒せると思っているのか!→倒す方法がある
傷がどんどん広がって行く、もう無理!→無理じゃない
世界はもうお仕舞いよ!→そうでもなかった
最近はフラグという言い方もするんですが、創作者側の視点だと誘導です。そうやって無理! とかダメ! というのを信じ込ませてから裏切る。こういう描写がちゃんと一つ一つされてるんですよね。展開の基礎力が高いです、ほんとに素人かよ……。
しかし勇者による二度目のヴァルハラゲートによってボッシュート。こんな予想外の倒され方では魔王も納得できないでしょう……、ナムサン。
どうでもいいですが、この技を伝授する時に勇者と露出狂の腹筋女神が例の行為をしてたと思うんですが、あれのメカニズムは結局分らず仕舞いでした。
どの様に力が伝授されるか図解か何かで説明されるのでは、とちょっと期待してたんですが……。
更に言うと女神に回復して貰えなければこの二度目のヴァルハラゲートは使えなかった訳ですよね? それともボロボロの体で再度使ったか。もしかしたら敗北の可能性も考えていたかもしれません。
(ここの手付きがちょっとエロい……)
魔王は倒され、もう回復不可能な勇者が仲間たちに別れの言葉を。
そして勇者も思い出します。
そういえば女神の髪色なんですが人の時と女神の時とで変えてるんですよね。これが少し疑問だったんですが、こうやって映像で見せられると一目瞭然。なるほど、上手い。
勇者の表情2
始めて見せた勇者の笑顔、それとほぼ同時に勇者は粉々に──。
全くもって見事としか言いようがありません。地味に顔に入ったヒビの色が赤から青へ、そして消える瞬間には白くなってます。これが演出なのか原作にある何かの設定なのかは分りません。
それと、勇者が消える瞬間に女神の方に倒れ掛かるんですが、その時に女神の体が少し前に出ます。これが受け止めようとしたのかキスをしようとしたのかは不明。
仲間たちとのお別れ、犬騎士(今は女王?)に「強い」と言われる女神。でもこの笑顔が嘘だったと直ぐに分ります。
去り際に目を隠します、表情もないですね。
と、またしても長くなりそうなので二つに分けます。
続きは後編に。
外伝?
そういえば、魔王が余りに不憫なので魔王中心の物語「慎重魔王~この魔王がS級にドSすぎる」なんてのを妄想してたんですが、それとは別の外伝が存在するようです。
勇者目線のストーリーだそうですね、DVDの初回生産版に付いて来るそうです。
なるほど、ちょっと面白そう。
というかnoteで売ってくれ……。