アニメをっち

アニメの感想、持論などを好き勝手に書いております

アニメ「ID: INVADED イド:インヴェイデッド」4話の考察、序盤だけ

 OP前(アバン)の2分半が考察的にかなり衝撃的だったので、その部分だけ取り上げてさっさと記事化します。

 

 

4話序盤の考察

 アナイドってお前……

 前かその前の記事でアナアキもイドに潜るかも、なんて事を書いてましたが、実現するのが余りに早すぎた。てっきり主人公が倒れたり負傷した際に無理やり投入されると思ってたんですが……。

 でもお陰で色々分かりました。

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(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

「この子はカエルくん 、そして僕はアナイド。下の名前は分からないが、名探偵──」

「アナイド、死亡」

 

  まず名前ですが、「アナイド」と名乗ってます。彼の本名は富久田保津、なので本名とは無関係。恐らく連続殺人犯としての通称「アナアキ」の頭の二文字にイドを足した言葉ではないかと思われます。

 これを踏まえると主人公の「酒井戸」はイドと連続殺人犯の通称を足したものではないか、と予想できます。

 「サカ○○」になると思うんですが、今のところいいネーミングが浮かびません(サカサマ・サカダチぐらい)。井戸端スタッフは現在、主人公を本名で呼んでいます。なので今後、何かの拍子に連続殺人犯としての通称で呼ばれる事があるかもしれません。

 

カエルちゃんはカエルちゃん

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(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

 アナイドの目で見てもカエルちゃんのビジュアルに変化はありませんでした。つまり誰の目で見てもカエルちゃんはこの姿のようです。

 これがどういう事かと言うと、カエルちゃんはイドに潜った人間の無意識によって作られたものではない。カエルちゃんという存在がどこかに居る事を意味しています。

 

 主人公の無意識が反映したものでないなら、残された可能性はミヅハノメの開発者関連と連続殺人犯辺りでしょうか。個人的にはそこまで絞られましたが、何か新しい事実が出て来たらまた変わるかもしれません。

 

お約束の台詞

「この子はカエルくん 、そして僕はアナイド。下の名前は分からないが、名探偵──」

 

  主人公のみの台詞だと思ってたんですが、まさかこいつも言うとは……。予想がことごとく外れてます、混乱させた方には申し訳ない。でも、これからも外すからな!

 

 もう少し細かく見ると、いつもの主人公の台詞とは少々違います。違うというか少ないですね。「俺はこの子を知らないが、名前だけは~」「カエルちゃんの死の謎を~」と後半は言う前に狙撃されてましたが。

 まぁこれは何か意味がある、と考えるよりは尺の問題だと思われます。ほんとに情報詰め込みすぎですね、このアニメ。その辺りの構造についても記事化予定ですが、アニメを流すと考察を始めてしまので中々書けない……。

 

 台詞の考察に戻ります。

 主人公のみがこの台詞を口にする訳ではない、という事は主人公の無意識は関係ないという事になります。なので残された理由は二つ、ミヅハノメというシステムがそうさせている。連続殺人犯に共通した無意識がそれを言わせている。

 ただ、これらのこと全てにちゃんとした説明がつくのか? というと最近ちょっと不安になって来ました。どこまでがネタでどこまでマジなのか本当に分からない。

  この台詞も何か意味があるのではなく、ただの様式美として言っているだけかもしれないです。そこはもう神(脚本家)のみぞ知るです。

 

死に芸

 考察とは関係ないですが、主人公を始め登場人物は割と重いです、暗いです。それでもイドの中で主人公やアナイドが急に死ぬという、死にゲーならぬ死に芸によってなぜかコミカルに描かれている部分があります。

 こういうところに性格が出たりしますね、個人的には凄く好きです。

 

イド周辺情報

 思ったより早く書けたので追加の内容。ミヅハノメに関する情報の個人的なまとめです。

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(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

 イドは上から見ると本当に井戸のように見えますが、

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(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

 井戸のフチに見える部分はワッカだけです。割りと高い位置にあるので中に居る人間には井戸に見えない。

 他には、

 

  • イドの中に人が入らないと情報が取り出せない
  • イドは入る度にリセットされ、ある状態に戻される
  • イドに潜るとパイロットは記憶を失うが、排出された際に中の情報を憶えている
  • イドの持ち主はイドに入った人物(パイロット)の事を知らない
  • 思念粒子を検出する事で更新される
  • 一度できたイドにはその後、何度でも潜る事が出来る

 

 中に入らないと情報が取り出せない、これは問題ないですね。思念粒子は無意識を含むかなりの情報を持っているようですが、そのままでは情報が取り出せない。だからそこに人を送る必要がある。これがこの作品の大きな見所になっています。

 情報がリセットされるのも観ていれば分かりますね、イドはある状態に固定されて存在する、と考えていいんでしょうか。それをかき回さないと情報が取り出せない。

 記憶を失う理由は前話で説明されていました、「イドの中で記憶を失うのは安全確保の為」です。しかし出た後には中の記憶が残っています。恐らく記憶を失っていた事も憶えているので、何度死んだか自分でも分かるでしょう。精神的にはかなり堪えると思われます。

 イドは思念粒子を感知する事で出来上がった空間です、なのでイドの持ち主とイドに潜った人物(パイロット)との直接の接触はありません。イドの持ち主に関してはパイロットの存在すら知らないはずです。これはさほど重要ではないかもしれませんが、脚本でしっかり書き分けられているはずなので憶えておいてもいいかもしれないです。

 イドの更新については1話の時にありました、アナアキの時だけですね。今後もあるのかは分かりません。

 4話でアナイドが潜っていたのはハナビシのイドでしたが、その際に他のイドにも潜っていたらしき台詞があります。過去の連続殺人犯のイドが作中で描かれる事はあるんでしょうか?

 

 

 他にも4話では主に主人公と井戸端の関係について触れられている部分が多かったと思います。が、それはまた次の記事に。