宮野真守という声優が好きになれない理由(作品による)
アニメを観ていていまいち好きになれないキャラというのが居て、その声優名を調べるとこの人でした。そんな事が何度かあったのでその理由について考えてみます。
人格的な面には一切触れません、というか「顔がうるさい」人という事しか知らないです。
アニメ声
少し離れたところから行きます、面倒な人は次の項目まで飛ばして貰って構いません。
何年か前に「アニメはどうしてアニメ声なんですか?」という質問がネットニュースに取り上げられました。「アニメなんだから当たり前だろ」という身もフタもない回答もあったので少し質問を噛み砕きます。
「どうしてアニメはアニメ声を言われるような特殊な声色ばかりなんですか?」、質問者の意図は恐らくこんなところだと思われます。なぜ女性声優は高音のキンキンした声で話すのか、日常会話のような声で話さないのか、質問の意図はそんなところでしょう。
この質問に関しては賛否あるしょうが、今は触れません。問題はこの「アニメ声」というもの。アニメの中で特化した声色が使われているという事です。
男性版のアニメ声?
この宮野という方の声も個人的にはアニメ声だと思っています。アニメに特化した声、王子様声と言ったらいいでしょうか。理想の王子様はこんな声をしているのかもしれない、そう思わせる声です。
その声が聞いていてどこか現実味がない、生活が見えてこない。この声で話されるとキャラクターが浮ついて見えてしまって、何か魅力的に見えない。この声優さんが好きになれないのはそんな理由だと思われます。
当たり前ですが、これはあくまで個人的な感想です。そんな事ない、凄く魅力的に見えるよ! という意見を否定するつもりはありません。
問題なかったキャラクターとダメだったキャラクター
wikiで確認すると、割と大丈夫だったキャラが居るのに驚きました。声優を意識してアニメを観ていないのが原因でしょう。
当然ですが全ての作品を観ている訳ではないので、観た範囲のみピックアップします。
問題なかったキャラクター
- 桜蘭高校ホスト部(須王環)
- DEATH NOTE(2006年 - 2007年、夜神月)
- 機動戦士ガンダム00(2007年 - 2009年、刹那・F・セイエイ)
- STEINS;GATE(2011年 - 2018年、岡部倫太郎)
- 東京喰種トーキョーグール(2014年 - 2018年、月山習)
- 銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅(ラインハルト・フォン・ローエングラム[108])
- 炎炎ノ消防隊(新門紅丸)
『デスノート』の夜神月は好きなキャラクターですし、『シュタゲ』も見事な演技だったと思います。この辺りは本当にハマリ役だと思うんですが。
ダメだったキャラクター
- うーさーのその日暮らし(2012年 - 2015年、うーさー)
- ゾンビランドサガ(巽幸太郎)
- 虚構推理(桜川九郎[)
こうやってリストアップすると圧倒的に問題なかったキャラの方が多くて驚きました。でも一度アレルギーが出てしまうと今後はもう無理になるんでしょうね、まぁ役柄にもよると思いますが。
ダメな理由
では、もう少しダメだったキャラクターの理由について述べていきます。『うーさー』と『ゾンビランドサガ』に関してはズレを感じました。そのズレというのは、この人(声優)は三枚目を分かっていないという点です。
特に『ゾンビランドサガ』の狂言回し的な立ち位置のキャラに違和感を感じる人も多かったと思うんですが(ネットでそんな意見をいくつか見ました)、あの演技は三枚目の演技じゃないです、二枚目が三枚目を演じている演技なんです。
本当の三枚目は二枚目ぶろうとしてそう成り切れないものですが、あの演技は明らかに作ったものでした。偽物の三枚目の演技でした。それが鼻に付いてあのアニメ自体を観る事が出来なかった。
そして現在放送中の『虚構推理』。なぜか声が軽く感じてしまうんですね、この人(キャラクター)は本当に怒ったり笑ったりするんだろうか? 上辺だけの声を出されているとその人の中身が見えて来ない。
それが元の作品のせいなのかは分かりません、元から空っぽなキャラクターとして作られているならそれで合ってるんだと思いますが、恐らくそうではないでしょう。
これが演技のせいなのか監督の意図なのかは分かりませんが、その軽さ・軽薄さを感じてしまったせいで策k品自体を観る気が失せてしまった。繰り返しますが、あくまで個人的な感想です。
ちなみにこの現象は女性声優にも起こります。まぁ最近は少し慣れて来たという状態ですが。
その基準は?
何が問題なくて何がダメなのか、基準が自分でも分かりづらいところではあるんですが。とりあえず、本当に王子様なキャラクターだと問題ないようです。それはキャラに合っている、むしろそうでないといけない。
他にも少し逸脱したキャラクター、『シュタゲ』の岡部倫太郎や『東京グール』の「僕のだぞッ!」には笑わせて貰いました。
だとすると普通とされるキャラクターを演じられていると違和感を感じるのかもしれません。この声優さんの声はかなり誇張されたものに感じてしまうので(女性が聴けばどうなのかは分かりません)、普通の演技をされると違和感を感じるのかもしれません。
結論としてはこんな感じ。書き出す事である程度ですが納得が行きました、お付き合い頂いた方に感謝。