アニメをっち

アニメの感想、持論などを好き勝手に書いております

アニメ「ID: INVADED イド:インヴェイデッド」6話の考察

 毎話、観る度に予想が外れて笑えて来ますが、外す事を前提に読んで貰えるならそれはそれで悪くないかと思えて来ました。

 ジョン・ウォーカーとミヅハノメに関する情報がようやく出て来たようですが、その辺りは明日の記事に回します。とりあえず目に付いた部分をササッと書いて行きます。

 

f:id:woti-samurai:20200101161511j:plain

(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

 

 ベテランの行動原理

f:id:woti-samurai:20200210173241p:plain

(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

 新人ちゃんを庇って肩に包丁を受けるシーン。

 

f:id:woti-samurai:20200210173421p:plain

(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

 ベテラン刑事と同じ外務分析官のお通夜(まさかこんなにあっさり亡くなるとは……)。

 

f:id:woti-samurai:20200210174054p:plain

(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

「ただ俺は、お前を推薦しながら、俺と他の同僚を守っただけだ」

 

 仲間を守るのがこのベテラン刑事(実際はベテラン外務分析官ですが、便宜的にこう言ってます)の行動原理のようです。1話でも銃を手に単身アナアキの家へと突入してました。

 そしてこの台詞から分かるように、その仲間の中にもう新人ちゃんは含まれていないという訳です。お前を探偵なんかにしたくなかったとまで言ってます。

 爽やかに見えるのに手痛い決別のシーンですね。

 

 ちなみにニコ動のコメントで分かったんですが、新人ちゃんの背後に飛行機雲が見えます。これが頭を貫通しているのが面白いですね、頭の穴がこの二人を完全に分けてしまった、という意味なのか、それとも元から新人ちゃんにその素質があったのか、それは分かりませんが。

 

エンディングのシーン

 そして今の画像を見てピンと来た方も居ると思うんですが、これですね。エンディングの中で最も気になる絵です。

 

f:id:woti-samurai:20200123233728p:plain

(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

 今見てもベテラン刑事には見えませんが、間違いなくこのシーンのようです。過去の記事で師弟関係ぽい、みたいな事を言ってましたが、まさか師弟関係が壊れるシーンだとは思ってもみませんでした。

 いやー、ほんと当たらねぇなぁ俺の予想はよぉ!

 

 そんな外したエンディングの考察記事(一点訂正・追記しました)。

woti-samurai.hatenablog.com

 

 

 ここで一つ邪推させて貰うと、エンディングのこの絵は新人ちゃんの心象風景なのかもしれない、という事です。

 ベテラン刑事から見た別れのシーンは本編の中の綺麗で悲しいシーンでしたが、新人ちゃんから見たらこのエンディングのように真っ暗でやるせないものだったんじゃないか、と。

 確認のしようもないので、どう思うかは各自の判断にお任せします。

 

新人ちゃんの行動原理

 ついでに新人ちゃんの行動。

 

f:id:woti-samurai:20200210175520p:plain

(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

 向かってきたハカホリの頭を狙って銃を撃つ。

 

f:id:woti-samurai:20200210175802p:plain

(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

 その後、突っ込んで来たハカホリに包丁で迎え撃つ、それどころか体を前に倒して突き刺してます。殺す気マンマンかよ、と。

 連続殺人犯であれ相手を無力化して逮捕するという選択肢もあったはずなんですが、そんな様子は見られませんでした。

 

 もし新人ちゃんが主人公と同じ行動原理を持っているなら、「殺せるから殺した」というところでしょうか。それとも怒りと楽しみが共存した感情でしょうか。

 もし後者ならこの新人ちゃんは主人公の若い頃という立ち位置なのかもしれません。罪悪感すらなく連続殺人犯を死に追い込むような。

 何やらラスボスの可能性まで見えて来る恐ろしい子ですね。

 

f:id:woti-samurai:20200210180328p:plain

(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

 ハカホリの殺意と入れ替わった愛情表現(キッス)を受ける新人ちゃん、無表情です。

 

f:id:woti-samurai:20200210180503p:plain

(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

「思念粒子ゲット」

 

 この台詞が素晴らしい、人を刺した後でこの軽い口調。視聴者もベテラン刑事もドン引き間違いなしです(残念ながらベテラン刑事の表情は余り映りませんでした)。前回の顔を赤らめていた人物と同じ人とは思えないです。

 ただこの変化は新人ちゃんの中で何かが急速に変わったというより、あの照れた顔は監督やアニメーターの遊び心だったと個人的には思うんですが、どうでしょうね?

 

ハカホリ

 確認はしていないですが、ハカホリは作中で一言も言葉を発していません。

 

f:id:woti-samurai:20200210182407p:plain

(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

「あ、大丈夫です」

 

 でも元からそういう人間という訳ではなく、イドの中では普通に話してました。なので話さなかったのは頭に開いた穴の影響だと思われます。

 まぁ、元から口数は多くなさそうですが。

 

f:id:woti-samurai:20200210182935p:plain

(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

 目のハイライト(光)も一貫して描かれなかったので恐らく意図的でしょう。でも思ったよりあっけなく死亡してしまいました。今後、INAMIの口から何か語られるんでしょうか。

  まさかまだ生きてるとか?

 

ねちょねちょするだけの関係

 INAMIとハカホリの関係も独特でした。前にラブコメと書きましたが、その範疇には収まらなさそう。何がこの二人をつないでいたんでしょう。

 落ちるイドの中ではハカホリがINAMIらしき人物をジョン・ウォーカーから守っていたようです。そして電車のイドでは、

 

f:id:woti-samurai:20200210184227p:plain

(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

「ずっとこのままでいいの」

 

  らしいです。付き合ったりどうこうという関係まで望んでいなかった、という事でしょうか?

  ちなみにこの台詞を言う前に、主人公が窓ガラスを覗き込んでINAMIとハカホリが互いの姿を見ているのを確認しています。

 

 互いに好きという気持ちが分かりながらそれ以上に距離を詰めない。しかもそれが高校の時からだから十年以上そのままです。恋愛というより執念のようなものを感じてしまいます。

 

 また邪推で申し訳ないんですが、INAMIは母親をひき殺した電車にずっと乗っている。そしてその時に何かが変わってしまった、それまで人が死ぬところを見るのが嫌だった女の子の中で何かが。

 なのでその場に居合わせたハカホリと、共犯関係に似た感情を持っていたのではないか? 何て事を思ってしまいます。

 あくまで邪推です、正否は分かりません。

 

 というかINAMIに関しては情報が少な過ぎます。

 

f:id:woti-samurai:20200210191209p:plain

(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

  「私、人が死ぬとこ見るのって嫌い」

「そんな気持ちを、母親の事故が歪めたんだね」

 

 連続殺人の首謀者であるINAMIがなぜ人の苦しむ姿を喜ぶようになったのか? その説明はこの一言だけです。後は想像に任せる、という。

 尺の問題でしょうかね。今後、語られ可能性もありますが、非常にザックリしてます。嫌いじゃないです。

 

 

 それと細かい点ですが、落ちるイドの中でINAMIらしき被害者の混ざった子は主人公の事を「お兄さん」と言っています。でも電車のイドの中では「おじさん」と言っていました。

  恐らくイドの主による違いが表されているんでしょうが、他にも何か意味があるのかもしれません。

 

 

 残りの考察は明日か後日に回します。

 

 そういえばツイッターを始めたんですが、イドの公式ツイッターをフォローしていたらさり気なくネタバレされてフォローを外すか迷ってます。何というありがた迷惑。

 画像で出されたら見ちゃうよね……。いや、地上波で観てればネタバレにならないんだろうけどさぁ。

 

 

woti-samurai.hatenablog.com