アニメ「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」を9話まで観て
ちょっと別の記事が書きあがらなかったので、急きょこの記事を書き上げます。
本編との違い
外伝という事もあって、どうしても本編である『魔法少女まどか☆マギカ」と比較してしまいます。それが良いか悪いかは置いといて、その違いをザッと挙げてみたいと思います。
スポーティーなまどマギ
バトルシーンが多く非常に観やすいアニメになってます。登場するキャラクターも本編に比べるとかなり多いのではないでしょうか。その分、一人当たりのドラマ性は薄まっていますが、それも仕方がない事でしょう。
バトルシーンに関しては、本編にあったおどろおどろしい空間、通称イヌカレー空間が完全な形で観れるのは良い点だと思います。少々迫力が弱まった気はしますが、それでもこれが本来やりたかった姿なのではないでしょうか。
魔女のバックボーン
本編では特に裏付けや違いが分からなかった魔女ですが、今回は噂という形で存在のバックボーンが描かれています。
何やら都市伝説めいていて最初はいまいちピンと来ませんでしたが、これによって魔女に違いが見出せるので悪くないかなと最近は思っています。
悲劇性の低下
どうしてもこれが一番気になるところです。今作においては少女の絶望が描かれません。まぁ本編のマミる表現はやり過ぎだったように今では感じますが、それでも物足りなさはあります。
夢のある「魔法少女もの」という世界で絶望を描く、という本編のコンセプトはかなり薄まっています。
ただ、魔女化らしき表現は出ているのでこれからどうなっていくかは分かりません。
個人的感想
1話段階では展開予想をしてたんですが、今はそれほど興味がなくなっていたりします。それは別のアニメに注意が行っているのもあるんですが、基本的にはこの作品が良く出来ている点にあると思います。
良くも悪くもスッと観れて引っ掛かりがない。そのせいで気付けばBGM代わりにして、別の作業をしてたりする事があります。面白くないという訳ではないんですが本編の持っていた強烈な不穏さや絶望感がないせいで、面白いけどそれ以上のものはない、という微妙な評価になっています。
想定していたハードルを越える事はなかったけれど、想定外のハードルは綺麗に越えて来た。そんな感じでしょうか。
ただ、この作品を『魔法少女まどか☆マギカ』の名前でやる必要はあったんだろうか、という疑問はあります。
どうせならこのまま色んな外伝を出して、格闘技で戦う魔法少女ぐらいまでやってくれたらそれはそれで面白いんですけどね。
とりあえずそろそろ終盤に入ります。また何か思うところがあったら書きますが、そうでなければスルーして終わると思います。