アニメ「ID:INVADED イド:インヴェイデッド」 12話の考察
既にクライマックス感で溢れる返ってますが、最終話に向けて振り落とされないよう情報を整理しながら行きましょう。
とりあえずハイライトのみの記事になります。
(いい顔なのでサムネにしてしまった、後悔はしていない)
局長の目的は?
蔵そのものをミヅハノメに
「 私には、私の正義感がある。それに従い、蔵そのものを巨大なミヅハノメとし、より大きな範囲で捜査を行えるようにするんだ」
この「巨大なミヅハノメ」ですが、これの事のようです。
ビルそのものが鉄線と何かの装置で包まれています。恐らく飛鳥井木記をこのビルから外に出さない為の物でしょう。今まで閉じ込めていたのもこの装置を使っていたからだと思いますが、確証はないです。
そしてこのビルをミヅハノメとして使うようですが……、これをどうやって使うのかは全く想像が付きません。
というか、局員も職員全員を逃がしてから始めれば良かったのに……。
より大きな範囲とは?
「おぉ……、予想通りだ。私は飛鳥井木記の中に繰り返し繰り返し入り続けたお陰で、彼女と無意識をほぼ共有している。私のイドと、私の作ったイドと、私の知らないこの世の未知なる殺人者たちのイドが、この世界では陳列されてるんだ」
局長とイドを共有しているという事は、当然ながら飛鳥井木記の中にもこれらのイドがある事になります。
つまり、ワクムスビを使わなくてもこれら殺人者のイドを調査する事が出来るようになった訳です。これは確かに物凄い恩恵かもしれません。
全世界をカバーしているかは分かりませんが、範囲と速度はかなり上がったと考えていいでしょう。
局長の動機について
局長はなぜ飛鳥井木記を殺していたのか? という問いに明確な回答はありませんでした。
しかし、
「そして私は、私自身の購(あがな)いとしても、……私を殺す」
「私の負債」「購い」といった言葉を使っています。つまり局長は快楽殺人者であったと考えるのが妥当でしょう。警察官でありながら夢の中で飛鳥井木記を殺し弄んでいた。その事に罪の意識のようなものが(ほんの僅かに)感じられます。
というか、カッコつけて死んでる割にイドの中に逃げてんじゃねぇよ! と突っ込んでしまいますね。それにここで話した内容も監視カメラは壊れているから残らないし、世間に公表されないであろう事も計算づくでしょう。
飛鳥井木記が起こした現象
「つまりミヅハノメそのものが、飛鳥井木記なんだ。イドの中のイドの持ち主が、飛鳥井木記なのも当然だ。箱に隠されていた彼女が表に出されてこれが起こってるんだ」
この後の台詞で看護士集団昏睡事件について触れています。
この事件についてはこのブログでも何度か取り上げましたが、どうやらこれが真相だったようです。局長の仕業じゃなかった……。
未知のイド
ちなみに井戸端メンバーが居るこの場所ですが、局長が言っていた「私の知らないこの世の未知なる殺人者たちのイド」の一つでしょう。
(『インディ・ジョー○ズ』ではありません)
井戸端メンバーがそれぞれ、知らない・名探偵に変身してない・記憶がある・カエルちゃんが居ないと言っています。
これらを個人的に解釈すると……。
知らないのは当然として、名探偵にならないのはコックピットを通してイドに入っていないから。同様にコックピットを通さないと飛鳥井木記の保護がないので記憶を失わない。カエルちゃんが居ないのは飛鳥井木記がそこまで薄まっているからでしょうか? 最後はちょっと分かりません。
この現象の対策
「この現象が暴走した飛鳥井木記の力によるものなら、彼女を保護するしかありません」
「保護? 蔵から出して病院にでも連れて行くのか?」
捕まって尋問を受けていた百貴(元)室長ですが、ジョン・ウォーカーが局長であるとの知らせによって解放されたようです。どうやらその情報はギリギリ表に出ていたようですね。
室長は飛鳥井木記を再びミヅハノメに戻すと言っていますが、それをベテラン刑事(松岡)に「だが、どうやって?」と問われます。
「もちろん、対策をしてからです。以前これと似た状況の中に踏み込み、彼女を連れ出した奴が居る」
この台詞、気になりますね。この「連れ出した奴」というのは誰なんでしょう? 白駒二四男はこの時アリバイがあったと言われています。イドの中のイドで、ですが。
なら他に飛鳥井木記とミヅハノメの研究に関わった人間が居るとして、それはやっぱり……局長?
うーん、他に思い当たる人物が居ない。
3/24追記、唯一浮かんだのはこの方ですが、
どうでしょうね?
準備
そしてやって来たのは病院のようです、「坂上総合病院」とありますね。これは看護士集団昏睡事件のあった場所と同じです。
その場所で入手したのは、
「看護士集団昏睡事件の際に使用されたヘルメットです。言わば、ミヅハノメのプロトタイプですよ」
まさかこれが使われるとは……。
それにプロトタイプと言われてますが、これを使って殺人鬼のイドに潜る訳ではないでしょう。以前は飛鳥井木記の脳波から身を守る為に使われたようですが、脳波を中和する力でもあるんでしょうか? それとも元から防御する為に作られた?
サラッと説明して終わってますが、個人的には引っ掛かってるポイントです。
それプラス
「さぁ、とっとと行こう。……令状もなしに無茶苦茶やってるんだからな」
「その前に……、薬の調達もさせて下さい」
この薬というのも謎ですね。一体何の薬なのか、そして何に使うつもりなのか。
小声で言っているのも気になります。ここぞという時に出て来そうで、何やらワクワクしてしまう。
完全武装
「すみません。胸のマッサージ器、きついですよね? 急ごしらえでどうしてもサイズが合わなくて」
「大丈夫だ」
このマッサージ器は当然ですが、心臓マッサージの機械でしょう。もし意識を失くす事があっても目を覚ます為の保険だと思います。
プロトタイプミヅハノメの性能は良く分かりませんが、仮にイドの中で死んだとしても直ぐになら心臓マッサージで蘇生できるんでしょうか?
「百貴。ミヅハノメに閉じ込められるのを、彼女が抵抗したら」
「私は、部下たちの命を守らねばなりません」
この銃を使う事は……、恐らくあるでしょうね。
飛鳥井木記の目的は?
飛鳥井木記の目的なんですが、これに関しては昔から一貫していると思います。
「以前よろしくお願いしますと申し上げたのは、そういう意味です」
自分が溶けて世界に悪い影響を与える前に殺してくれ、と。その意志は恐らく今も変わっていないでしょう。
飛鳥井木記にとって幸福なエンディングは存在するんでしょうか? この辺りも気になるところです。
という事で、一回目の考察記事を終わります。今回は細部で気になる部分が多かったのでpart3でまとまるか不安ですが、とにかく時間の許す限り考察してみたいと思います。