アニメをっち

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アニメ「ID:INVADED イド:インヴェイデッド」 13話の考察

 最後は少し呆気なく終わってしまった、そんな印象です。

 そしていくつもの謎がそのまま残ってしまいました……、でもこれは考察する側としては幸いかもしれません。

 

 とりあえず残った謎は置いといて、13話の考察に入ります。まずはハイライトのみをザッと。

 

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©IDDU/id:INVADED Society


 

 

 対裏井戸

タイマンのイド?

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 まずこのイドですが、ニコ動のコメントではタイマンのイドではないか? 言われてます。その根拠になっているのはこの画像でしょう。

 

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 7話のOP後に少しだけ映った画像です。最初は内臓の中だと思って田んですが、水(血?)の波紋のようにも見えますね。

 ただこれが水面だとすると、ジョン・ウォーカーは重力に反して立っている事になります。なのでこの二つが同じものであるかは判断の難しいところ。……ではあるんですが、個人的にもこれはタイマンのイドだという気がするので、ここではそういう事にしておいて下さい。

 迷探偵の勘です(キリッ

 

 このイドに関する考察(妄想)は次の記事に回します。

 

ミヅハノメの仕様

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「残念ながら私はもう外の世界には戻れない。だからこそ、ミヅハノメはデータ的に私を修復する」

 

 ミヅハノメにはまだ良く分からない仕様があるようです。局長はそれを把握しているようですね。

 ちなみにここで「データ」とハッキリ言ってますね。この「脳波は電気信号である」という考え方は他のSFでも使われています。脳波が電気信号だから、思考や人格をコンピューター内に移植するというもの。

 現実ではまだこの技術は成功していないと思いますが、某攻殻の少佐や人形遣いもこれと同じ状態のはずです。

 

 ちなみに、なぜミヅハノメが局長を修復するのか。この仕様については推測すら出来ていません。

 

推理の押し付け

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「つまりあなたは、最後に自分を追い込んで貰う為に、オイコミを用意した」

「そんな事は……!」

 

 この部分が面白かったので取り上げておきます。名探偵は推理をして真実(もしくは隠された事実)を白日に晒すのが使命です。しかしこの部分では自分の推理を相手に押し付けてますね。

 これは名探偵にはあるまじき行為だと思うんですが、それをサラッとやってのけるのが面白い。これも舞城節って言うんでしょうか?

 

対飛鳥井木記

じょさいどう……?

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「アドレナリン再投与、除細動続けろ!」

 

 室長(百貴)が倒れた時の台詞。最初、何て言ってるのか分かりませんでした。なので検索した結果がこちら。

 

www.aed-life.com

AED自動体外式除細動器

 

 AEDの事をこう言うんですね、知らなかった……。

 12話では「胸のマッサージ器」と言われていますが、様々な呼び名があるようです。

 

薬品

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「さぁ、とっとと行こう。……令状もなしに無茶苦茶やってるんだからな」

「その前に……、薬の調達もさせて下さい」

 

 12話で気になっていた台詞です。この薬品というのは特別なものではなく、意識を失った時に必要な物だったようですね。

 作中ではアドレナリンと活性剤という薬品名が出ています。

 

百貴のターン

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「飛鳥井さん……、ここから、逃げたいですか?」

 

 この台詞の後に無線を切ります。ここから一体何を言い出すんだろうとハラハラしましたが、

 

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「どこか遠く、近くには人の居ない場所を探して、他の人の夢には、届かない場所を探して、そこで暮らすという方法も、あるかもしれません」

 

 その後に言ったのはこうでした。

 「あるかもしれません」と言っていますが、きっと室長自身もそれを信じていないでしょう。この台詞、絶妙です。

 

ずっと百貴のターン

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©IDDU/id:INVADED Society

「飛鳥井さん、まだ、私たちにはあなたを救い出す事は出来ない。でも、これからいつか、絶対に。あなたを、本当に助けてくれる人が、必ず現れるから!」

 

 この台詞には無力感を感じます。その助けてくれる人は自分ではない、という告白でもある。勇気付けている台詞ではあるんですが、どこか無責任だという自覚もあるんでしょう。

 それと彼女をミヅハノメとして利用する事への罪悪感もあるのかもしれません。

 

このシーン

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「やぁ、生きてるとこを見つけるのは始めてだね。カエルちゃん」

 

 このシーン、何なんでしょうね。妄想かフと願望が見えてしまったのか、それとも白昼夢か。

 ニコ動のコメントで「予知夢ではないか」というものがありました。飛鳥井木記は色んな人と無意識を共有しているので、その人たちの思い描く未来が見えるというものです。

 個人的にもこの予知夢説を信じたいと思います。

 

二人の対比

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©IDDU/id:INVADED Society

「私、信じます。だから待ってます、ここで……ずっと」

「くっ……!」

 

 飛鳥井木記は自分の見た予知夢を信じようと、悲しげですが希望のある表情をしています。それに対して室長は苦虫を噛み潰したような顔です。声も言葉で表現するのが難しいものでした。

 

 ここなんです、これがちゃんと描かれているのが凄く大事。

 さっきも書きましたが、室長は自分の言葉が嘘だと分かっている。飛鳥井木記を助けれるなんて本当は思っていない。だってそんな手段もとっかかりも何一つ無いですから。

 そして彼女をミヅハノメに戻す事でこれからも彼女を犯罪捜査に利用する事になる。蔵という組織は飛鳥井木記の犠牲によって成り立っているんです。室長にはそれが分かっている。

 

 ハッピーエンドとは言いがたい終わり方です。でも希望はありますね。

  なぜか室長の株が爆上がりするという最終回でした。

 

 

 という辺りで一回目の考察を終わります。後は細かな点が少しあるぐらいなので、二記事で終わるかな?

 その後は残った謎の整理と、それらに対する個人的な解釈を考えて行く予定です。まだこの作品に関しては書く事があれこれありそうですね。

 それでは最後はこの言葉で絞めたいと思います。

 

 俺たちの考察はこれからだ!

 

 

 

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