アニメ「天晴爛漫!」 1話の感想、分析 part2
思ったより書き残しがあったので二記事目。焦らなくても4話の放送日程はまだ決まってないから大丈夫。……うん。
前の記事はこちら。
武器持ち込み可?
ニコ動のコメントで割りと突っ込まれていたこのシーン。トンカチにねじ回しと、天晴が牢屋に持ち込んでいた物です。
更に牢屋の主らしき男はドスのような物まで持ってました。
門番の役人たちが「何があっても見ぬフリをしろ」と言われているようなので、荷物のチェックもしなかったのかなと思ったんですが。この見ぬフリをするのは小雨の上役である黒田の命令なので違うでしょうね。
天晴が死ぬような事があっても見ぬフリをしろ、という事なので。
無理やり解釈するなら天晴が偉い商人の息子なので大目に見られた、辺りでしょうか。
個人的な解釈ですが、このシーンだけを見れば天晴の状況が全て分かるようになっている。ここから飄々と抜け出す為に工具を持っている必要があった。なので事実関係を少々曲げたと考えています。
まぁフィクションでは良くある事です。リアルな部分とそうでない部分が入り混じってますね。
食料と水ー!
「必要な物は持って来た。工具、技術書、工作用のカラクリ」
「食料と水ー!」
「こんな里海まで来るつもりはなかったからな」
ここも割りと突っ込まれてました、水ぐらい持って来いよと。でもここは天晴の台詞通り、想定外の出来事でこうなりました。
一応、解説すると、このシーンの前に天晴は「長崎・神戸・横浜、そして海を渡って──」と言っています。国内の港を順に回っていく予定だったんでしょう。
そんな計画だったんですが、小雨が帰ろうと暴れ、そのゴタゴタの中でこのレバーを、
「あ、それは」
「ん?」
ガシャコン
と押し込む事で緊急加速装置が動いてしまったんですね。
天晴たちの住んでいた場所は?
「星の位置と俺たちが出発した場所、走り出した向きから考えて、陸地は恐らく、巳の刻の方角」
天晴は「長崎・神戸・横浜、そして海を渡って」と言っていました。なので天晴たちが居るのは長崎より本州から遠い事になります。
なので南九州辺りに目星を付けて画像の形をした陸地を探していたんですが、見つからず。対馬も見たんですが同じでした。
ちなみに台詞の巳の刻な南南東なので、陸地が南南東にあるという事は北西に向かってるって事でしょうか? でも画像だと南側に見えるんですよね。
P.A.WORKSなので富山という可能性も……? 船で移動する必要があるなら本州の北をぐるっと回る可能性もありますね。
という辺りで断念しました。何か重大な勘違いをしている可能性もあります。
しかし画像で見る限り特徴的な陸地なので分かりそうな気もするんですが、お時間のある方は地図で日本一周旅行など如何でしょう?
二十二里~二十五里
「距離は推定、二十二里から二十五里」
里(り)は、尺貫法における長さの単位である。現在の中国では500m、日本では約3.9km、朝鮮では約400mに相当する。
1里は約3.9kmなのでグーグル先生に聞くと、
86.4km~98.1818km
との事です。
中国や朝鮮と長さが違うのが面白いですね。恐らく順番に伝わったけれどそれぞれの国で尺度が変わってしまった、という辺りでしょうか。
月の向こう
「俺はどこまで行ける? 海の向こうか、空の向こうか。それとも、月の向こうか……!」
「せいぜい海の底だろ」
ここの映像が凄く好きです。月にとり付かれた男、現実より夢に焦点が合っている。そんな感じでしょうか。
夢も空想でフィクションですが、現実と言われる常識や決まり事も同じようにフィクションです。どちらが正しいというつもりはないですが、個人的にはどちらもほどほどに欲しいところですかね。
教訓めいた話は苦手なので次へ。
許婚
「ちなみに、父が決めた許婚がいる。まだ会った事はないが、きっと美人で、気立てのいい人に違いない」
この許婚が登場する前に二人はアメリカへ行ってしまいました。そして恐らくこのままレースをして日本には帰らないでしょう(終わったら帰るかもしれないけど)。
なので一つの予想ですが、追って来るんじゃないかなと思います。小雨を追って日本からはるばるやって来る。
……と思ったんですが、OPにそれらしい人物が居なかったのでキーパーソンではなさそうですね。どうやって小雨の情報を手に入れたのかも謎ですし。
じゃあ、やっぱりレースが終わったら日本に帰るんでしょうか? 何にしろ気になりますね。
髪の色
もう一つ気になっているのが天晴の髪色。赤に白という珍しい色ではあるんですが、そこではなくて。
髪の色は親や兄弟と合わせる事が多いです(例外多数あり)、天晴は両親や兄・姉とも違っていますね。隔世遺伝と考える辺りが無難でしょうか。
こんなもんかな?
気になったのはこのぐらいでしょうか、これでやっと2話に進めます。
今期はコロナの影響でアニメの制作が遅れているようなので、アニメをメインに記事を書いている者には困った事態です。
まぁ色々と試す機会にはなりそうですね。