アニメ「ID:INVADED イド:インヴェイデッド」 13話の考察 part 2
13話の考察、残りを片付けて行きましょう。
前の記事はこちら。
タイマンのイドの考察
いきなりですが、13冒頭の舞台で登場したイドに関する個人的な解釈を書いていきます。
前回も触れましたがこのイドがタイマンのものであるかは定かではありません、記事の内容にも個人的な妄想が入っています。なのでそれが嫌な方はこの項目を飛ばして下さい。
観察
巨大な赤ん坊が周りを壁のような物で囲まれ、血のような赤い液体に足をひたしています。その液体の中に居るのは何匹ものサメですね。
恐らくこの赤ん坊がイドの主であるタイマンでしょう。イドの中はその持ち主が殺意を感じた原風景のような姿を取ります。なのでタイマンは赤ん坊の時に何らかの虐待を受けたのではないか、と予想します。
次に赤ん坊が居るこの場所は何でしょう? 最初はおまるかと思ったんですが、赤ちゃん用のお風呂ではないかと想像します。タイマンの家はかなりの豪邸だったので、赤ん坊用の道具があれこれ揃っていたと考えられます。
推理
子供の虐待で考えられるのは二つ。一つは身体的虐待、親が赤ん坊に何らかの暴力を奮ったというもの。もう一つはネグレクト、育児放棄ですね。
そこでイドの中のもう一つの要素、サメについて考えてみましょう。このサメが何を意味しているか?
これを具体的な暴力の証だと考える事も出来ますが、ネグレクトによる自傷的な暴力ととらえる事も可能でしょう。
そしてもう一つ、タイマンの望みについても考えてみたいと思います。飛鳥井木記によると、タイマンは殴るのも好きだが殴られるのも好きだと言っていました。その根底にあるのは孤独感だったのではないか、と想像します。
結論
なのでタイマンは幼児期に親のネグレクトを受けたのではないかと考えます。そして母親は飛鳥井木記やムクちゃんのような小柄な女性だったのではないか、と。
当然ですが、正解は分かりません。異論も受け付けます。
メサイアコンプレックス
「7は神の数字です、聖書を引かずとも──」
「プークスクス」(※実際の笑い声とは異なります)
この部分でニコ動のコメントにこんな単語が出て来ました。
キリストコンプレックスまたはメシアコンプレックス、救世主妄想とも呼ばれる侮蔑語である。個人が救済者になることを運命づけられているという信念を抱く心の状態を示す言葉である。
始めて聞く言葉でしたが、なるほど局長にピッタリのようです。新人ちゃん(本堂町)に「それって神様コンプレックスですか?」と煽られてましたね。
ニコ動にはこういう集合知的な側面もあるのがいいところです。まぁ大半はネタと下半身の条件反射のようなコメントなので、全ての人におススメは出来るとは言いませんが。
オイコミ?
「彼らに続く八人目の殺人鬼、追い込みを作ったじゃないですか」
主人公(鳴瓢)の殺人鬼としての名称は「オイコミ」だったようです。しかしこれに少し違和感がありました。
それ以外の殺人鬼の名称はこちらで確認できます。
彼らの名称は全て漢字を含む三文字で表されています。まぁこのブログでは片仮名四文字で書いていますが、正式にはこちらです。
これをオイコミに適用すると、「追込み」になるんでしょうか。「追い込み」にすると四文字になってしまうので少々違和感がありますね。
えー、ちなみにこのブログでも今後は正式な名称に変えて行きたいと思っています。気になっていた方には申し訳ありませんでした、変えるキッカケがなかったんです……。
INイドの中のイド
スタート地点
「早瀬浦さんは、あの壊れかけのイドのどの時点に戻ったんでしょう」
「君は富久田の家に向かう直前に来た、俺も。んー……、恐らくあいつも、最初の殺人の前に戻るんじゃないかな」
いつに戻るか、という考察を以前にしたと思いますが、外しましたね。確かその時は、イドに入った人にとって決定的な出来事が起こる前だ、と推察したんですが。
正しくは最初の殺人の前だったようです。
因果関係
「手を貸せ! こいつがジョン・ウォーカーだ!」
そして局長がイドの中のイドで主人公に取り押さえられます。画像で判断するところ、扉から入って直ぐのようです。主人公が撃たれる前でしょう。
ここで疑問なのは、なぜ以前と違っているのか? なぜイドの中のイドで主人公は局長を押さえ込めたのか? という点です。
イドの中のイドでは、中に入った人物が記憶を持ったまま最初の殺人を犯す前に戻るはずです。確かにその後、主人公も新人ちゃんも以前とは違った行動を取りましたが、周囲の反応が大きく変わった印象は薄いです。
イドの中のイドでは最初の殺人を犯さなくなるのか? とも考えましたが、主人公は殺害方法を銃殺からタイマン勝負に変えただけで結果としては同じです。
ならこの変化は何か? サッと考えた範囲で答えると、
- 以前に主人公が入った事でその記憶を持った主人公が中に居る
- 飛鳥井木記の意志が中の人物の動きを変えた
どちらも苦しいところがありますね、なのでこれについてはまた考えたいと思います。
白駒二四男は?
局長の発言通り、自殺が最初の殺人だったようです。なら白駒二四男は誰に殺されたのか……?
これもほぼお蔵入りですね。以前に書いた通り、個人的には事故死か何かではないかと予想します。ミヅハノメの運用も最初から上手く行ったとは思えないので。
これについては次の項目でも触れます。
アリバイあるって言ったじゃない
看護士集団昏睡事件の真相です。飛鳥井木記を連れ出したのは局長でした、それと白駒二四男!
もう一度確認しましたが、10話の中盤で白駒二四男にはアリバイがある、と室長が言っています。って事はアリバイ工作か何かされていたんでしょうか……?
でも突入した人物を室長は知っているようだったので、白駒二四男だけは先に帰っていた可能性があります。
ここはちょっと納得行かないですね。ついでに言うとプロトタイプミヅハノメが二つあるので、これを病院で見つけ出せていれば二人でビルの中に侵入できたはずです。
推理の押しつけ
ここで強引な推理を披露すると、看護士集団昏睡事件の際に白駒二四男の付けているプロトタイプミヅハノメは故障してしまった。そして白駒二四男は意識不明に、プロトタイプの一台は廃棄される。
その後1・2年経って白駒二四男は意識が戻らないまま死亡、局長の手によって室長の庭に埋められる。
まぁ……、辻褄は合ってる。
やっぱり水ハノメ
飛鳥井木記が戻っていったのは液体の中でした。12話のラストでは空から降りて来たように見えたんですが、どうやらややこしい構造になっているようです。
12話のラストで、パスワードらしきものを打ち込んだ後の局長。完全に見上げてますね。
その視線の先には飛鳥井木記が居ました。なので局長が居るのは下の階という事になります。
これはあくまで推測ですが、局長がパスワードを入力する事でミヅハノメの中の液体が抜かれる。そして中に居る飛鳥井木記を目覚めさせるのと、乾燥させる(?)為にドライヤーのように風を当てているのではないか……。と本気で考えている自分に笑ってしまいました。
えー、すいません。もう一度確認して分かりました。
上から降りて来たというのは間違いです。液体の中に居る飛鳥井木記を局長が下から眺めているだけのようです。髪が揺れていたのは液体の中で動いているだけだったんですね。
だからこの下の階は飛鳥井木記の様子を観察する為の場所ではないかと思われます。
色々ややこしいよ! とは思いましたが、こういう構造になっているのも何かの理由があるのかもしれません。
あ、ここからー
と、この辺りで視聴に合わせた考察は終了です。お付き合い頂いた方に感謝。
とりあえずネタバレ解禁なので、他の方の考察を読みまくりたいところではあるんですが、その情報をどうやって記事化していこうかと少々悩んでいたりします。
残った疑問にひたすら回答していくQ&A方式にするか、もう一度一話から見直して再考察という形で記事を書いていくか……。
漫画の『BRAKE-BROKEN』も気になってるんですよね。電子書籍もあるようなので。
明日は少し時間があるので、ダラダラしながら考えてみたいと思います。
うん、俺の中でまだイドは終わってない、終わってないんだ……(自己暗示)。
久々のロス感がやばい。
ウユニ塩湖
忘れてた。
この画像ですが、ニコ動によると「ウユニ塩湖」という場所のイメージらしいです。