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アニメ「ID:INVADED イド:インヴェイデッド」 9話での推理

 推理と書いてますが展開予想ていどのものです。全ての謎に答えたり矛盾点を含まない訳ではありません。

 というか10話を観るとまた新しい事実が出て来て引っくり返るはずなので、今の段階であれこれ妄想して楽しもうという試みです。

 

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(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

「俺の推理を話すよ」(4話より)

 

 って事で行きましょう。

 

 

 

ジョン・ウォーカーは鳴瓢秋人

 定番のやつですね、主人公=犯人という。色々と突っ込みどころはあると思いますが、これが事実だと思って9話の会話を観ると中々面白いです。

 

9話の会話

 例えば主人公が「始めまして」と挨拶しているんですが、飛鳥井木記はそれに対して答えていません。

 そしてこの部分。

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(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

「あなたの夢には連続殺人鬼がやってくる」

「そういう人しかやって来ません。あの私の顔を削ぐ人と、そしてあなた」

 

 ちょっと意味深な台詞に聞こえますね、カオソギと主人公しか来ていないような。実際はタイマンも居たんでしょうけど。

 この後でジョン・ウォーカーの話題になりますが、その時も一方的に主人公が話すだけで飛鳥井木記は「はい」と言うだけです。

 そして会話後のこの表情。

 

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(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

 

 まるでジョン・ウォーカーが主人公だと見透かしているように見えます。というか、そういう解釈も可能です。

 

動機は?

 動機は飛鳥井木記を楽にする為です。恐らくここから主人公は連続殺人鬼を次々とほうむって行く事になるんでしょう。しかしそれでも新たな連続殺人鬼が現れる。

 これはもう飛鳥井木記を殺すしか手がないと気付いた主人公は自ら手を掛ける。が、飛鳥井木記は死なない。もしくは死ねない。

 この辺りは自殺未遂を四回失敗している事を証拠として突き出します、飛鳥井木記は思念が溢れてしまう他にも死ねない体質なのではないか? と、もちろんこれも仮説なので正直苦しいです。

 

 そして主人公は飛鳥井木記を楽にしてやる為に殺す方法を模索します。自らも様々な方法で手を掛けるけれど、他の連続殺人鬼の手を借りる事もあります。

 こうしてジョン・ウォーカーが誕生した訳です(デデーン!)。

 

 でも、なぜ夢の中で殺すのか……? その説明は付いていません。

 

ループ?

 更にもう一点、もし主人公がジョン・ウォーカーであるなら飛鳥井木記の存在を主人公が刑事時代には知っていた事になります。都合良く記憶喪失にでもなっていなければ無理でしょう。

 その時間のズレはイドの中のミヅハノメで説明します。9話でなぜか主人公は過去に居ます。それが飛鳥井木記のイドか記憶である可能性は高いですが、ミヅハノメにタイムマシンのような機能があるのかもしれません。その機能によって主人公は時間をさかのぼっている。

 

 んー……、時間をさかのぼるより記憶喪失の方がまだマシかもしれませんね。

 

いくつかの無理

 この説を通すには飛鳥井木記が死ねない存在であること、そしてミヅハノメに過去へ戻る力があるか主人公が記憶を失くしている必要がある。

 夢の中で殺す理由もついてませんけどね。

 

 どっちにしろ現段階ではかなり苦しい仮設と言わざるを得ません。

 

超自我

 これはニコ動のコメントにあった説です、面白いので取り上げてみます。

超自我の説明

 超自我についてです、既に知っている方は飛ばして下さい。

 

 フロイトが唱えた人の精神を構成している機能の一つです。人は自らが自覚している「意識」と、その下に無意識の領域を持っています。その無意識の一つがこの作品のタイトルでもある「イド」(他にも「エス」という呼び方も)、これは衝動をつかさどる部分です。それに歯止めを掛ける良心のような部分が「超自我」と言われています。

 これで大体合ってると思いますが、詳しく知りたい方は各自で検索して下さい。

 

良心、もしくは自制の世界

 良心の世界、もしくはこうあるべきだという世界。それはいくつもの衝動を跳ねのける理性的な世界のはずです。

 それはつまり、9話で主人公が行っているような過去の衝動的な部分を押さえ込む行為です。それによって世界のあり方を正している。

 

 こう考えるとそれなりに話の筋が通っているように思えます。

 

何の意味が?

 しかし、そんな行為によって何が変わるんでしょう? 本当に時間をさかのぼっているのでなければ、これは主人公の自己満足に過ぎません。超自我の世界から出れば、再び妻と娘の死んだ世界に戻るだけです。

 記憶や意識だけ持って帰り、主人公にだけ見える妻と娘と一緒に生活する、そんなハッピーエンドも個人的には悪くないかなとは思いますが、それで許す視聴者は少ないでしょう。

 

 それともこれが百貴室長の言っていた「罠」なんでしょうか? 主人公が超自我の世界から戻りたくなくなる。もしくは戻って来て再び絶望する。

 何にしろこの辺りが少し曖昧ですね。

 

三姉妹説

 恐らくこれについて考える人間は居ないと思うので無理やりですが行きます。

 8話の冒頭で飛鳥井木記は三姉妹の三女である事が分かりました。でも台詞で説明されていないので重要である可能性はかなり低いです。

 

三と言えば?

 超自我説で解説しましたが、意識は三つの領域で出来ている。意識・イド・超自我です。そしてそれに対応したような能力をその三姉妹が持っているとしたら……?

 

三姉妹それぞれの能力

 まず飛鳥井木記は思念が勝手にもれてしまうという能力でした。ではそれと対になるような思念に入り込む能力の姉妹が居るのでは。そしてもう一人はそれら思念を遮断する能力だと仮定します。

 この二人の姉は表向き社会生活を送るのに問題はないでしょう、なので飛鳥井木記のように施設送りにされる心配もない。

 

姉妹喧嘩説

 その三姉妹がそれぞれ思念を飛ばす・入り込む・遮断する能力で姉妹喧嘩のようなものを繰り広げているのでは……!

 これなら一応、ジョン・ウォーカーがどうやって飛鳥井木記の夢の中に入れるのかという説明が付きます。つまりジョン・ウォーカーも能力者だった。

 動機に関しても姉妹なのでそれなりに溜まったものもあるでしょう。

 

突っ込みどころ

 でもまぁ、突っ込みどころしかありません。姉妹相手にそこまでする? と思うし、これなら飛鳥井木記は犯人を知っている事になる。更にこれだと犯人は女性になるから室長補佐ですかね。

 謎は全て解けた!

 

 NT説

 某ガン○ムのあれです。飛鳥井木記と同じように思念を飛ばしてしまう人が近親憎悪で攻撃している。「俺の中に入ってくるな!」というあれです。

 ガ○ダム知らなかったら何にも分からないですね。これに関しては突っ込みもしません。

 

 

  この辺りで終わっておきます。仮説はもっと立てられそうなんですが、矛盾点を考えたりとあれこれ脳みそ使うみたいで結構疲れます。向き不向きがあるのかもしれません。

 まぁともかく、お粗末様でした。

 

 

 

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