アニメ「ID:INVADED イド:インヴェイデッド」 12話の考察 part3
12話の考察、三つ目の記事となってしまいました。さすがにこれ以上書くと読むのも大変だと思うので、この辺りで収めたいところです。
なので前置きよりも中身に行きましょう。
アニメ「ID:INVADED イド:インヴェイデッド」 12話の考察 - アニメをっち
アニメ「ID:INVADED イド:インヴェイデッド」 12話の考察 part2 - アニメをっち
局長関連
局長の思念粒子はいつ検出したのか?
残念ながらこの疑問に明確な回答はないです、それでもいくつか考えられる事があるので書いていきます。
画像は局長が主人公(鳴瓢)に発砲した後の物です。左手でコックピットを操作しているのが分かりますね。
最初にこれを見た時、あらかじめセットしてあった自分のイドを選んでいるんだと思ったんですが、この後の台詞で局長は人を殺した事がないと言っています。
この台詞が嘘でないなら、自分の腹を撃った際に出た思念粒子をミヅハノメに送ったと考えるべきなんでしょうが、この場所にワクムスビはありません。
なので考えられる可能性は二つ。
- コックピットにもワクムスビと同じように思念粒子を検知する機能がある
- 夢の中で飛鳥井木記を殺害した時に思念粒子を採取していた
このどちらかだと思います。
白駒二四男は誰が殺したのか
室長(百貴)の家の庭で白骨となって発見された悲しい研究者、白駒二四男。彼を殺したのはジョン・ウォーカーではないか? と思っていたんですが、局長の発言を信じると犯人は別に居る事になる。
といっても別に他殺である必要はないので、飛鳥井木記の研究やミヅハノメの実験段階で事故死したのではないかと思います。そしてその痛いを局長が利用した。
あくまで予想です、この辺りも最終話で明らかになるんでしょうか?
目の色
この画像を見て「あっ」と思った方も居るんじゃないでしょうか、目が真っ赤です。これは花粉症……、とかそういうんじゃなくて。
これは5話の落下するイド、ハカホリのイドでの1カットですが、ジョン・ウォーカーの目が赤いですね。モザイクで分かりづらいですが。
ちなみに1話で登場した時も同じです。
これがカラコンでないのならジョン・ウォーカーの目の色は赤い。なのでもしかしたら……。
ジョン・ウォーカーは新人ちゃん(本堂町)ではないか? と密かに思っていたんですが、目の大きさやアナアキの被害者になっている点から文字にするのは控えてました。
書かなくて良かった……。
排出ボタン押せば?
自殺して自らのイドに潜った局長ですが、その時にニコ動のコメントで「排出ボタン押したらどうなる?」というものがあったので検証してみたいと思います。
これはあくまで予想ですが、排出できないのではないかと思います。理由は肉体が死んでいるから。排出しようにも戻すべき肉体がないので排出できない思います。
恐らくですが局長もそこまで計算づくでしょう。だから瀕死の状態ではなく、自らの頭も撃ち抜いてトドメを刺している。
合っているかは分かりませんが、一つの解釈です。
死んでいるとイド嵐は起こらない?
「残念ながら私は既に死んでいるから、私のイドは更新されない」
分かりづらいといえばもう一つ、この台詞ですね。
これはもうそういうものだと受け入れるのが一番だと思いますが、一応個人的な解釈を書いておきます。
イドは肉体に宿っている、なので死んだ肉体から情報は戻って来ない(更新されない)。その結果、無意識が意識から逃げ回る必要はなく、イド嵐は起こらない。
えっと、自分の説明力ではこの辺りが限界です。これを読んでも「?」の方には申し訳ありません。どの道、仮説であるのに違いはないんですが。
ミヅハノメ(飛鳥井木記)関連
移動方法
今回はイドの中の移動(ダジャレではない)が今までと違う法則で行われていました。
イド嵐から脱出するのにカエルちゃんの近くへ行くのは前回と同じですが、戻った先は現実ではなく局長のイド。
井戸端から排出の指示が出せないので現実に戻れないのは仕方ないですが、それでもなぜ局長のイドへ行くのか?
この問いに対して個人的な回答を出します。
(ちなみにこの画像、二人が手をつないでますね。最初は名探偵しか移動できないからだと思ったんですが、その後にINAMIも一人で移動しています。なので嵐の中でバラバラにならない為に手をつないだのだと思います)
クソ娘とクソジジイのやり取り
「この顔で、私は私を思い出す。私の名前は早瀬浦宅彦、そしてこの本名を思い出させる事で、このクソ娘は私をイド嵐に閉じ込めたいところだが(以下略)」
この台詞で分かるように、イドの中では飛鳥井木記の意志がかなり大きく反映されているようです。露骨に局長をはめようとしているのは長年溜まった憎しみや恨みつらみでしょうか。
以前にも書きましたが、カエルちゃんの側に行けばイド嵐から脱出できる。その理由はカエルちゃん=飛鳥井木記が死んでるように見えて意識のようなものが存在しているからです。
これらの事を踏まえると、なぜ局長のイドへ行くのか? という問いの答は、飛鳥井木記がそれを望んでいるからだと考えます。飛鳥井木記が名探偵や他の人間を使って局長に何かさせようとしている。
「何か」とあえて曖昧な言い方をしましたが、それがどんな結果になるかは最終回を観ればきっと分かるでしょう。
瞬間移動?
そういえばもう一つ、局長が使った瞬間移動ですが、あれに関してはそういうものだと思って受け入れるしかないでしょう。「ああ、そんな事できたんだ」という。
新人ちゃんが自分のイドの中で瞬間移動しなかったのは、出来なかったからか移動しても移動先が嵐に呑まれるかのどちらかだと思います。当然、確証はないです。
ミヅハノメ=飛鳥井木記
「つまりミヅハノメそのものが、飛鳥井木記なんだ」
断言してますね、なのでこれは事実と考えていいでしょう。
ちなみに以前の記事で飛鳥井木記の夢とミヅハノメの違いについて考察しました。
こちらの記事です。
(「鳥井木記の夢とミヅハノメの違いについて」の項目)
違いについて挙げた項目をリストアップします。
- ジョン・ウォーカーとの関係
- 入れる条件の違い
- 入る人間の記憶
- 飛鳥井木記(カエルちゃん)の状態
- 中に入れる時間
- 主の違い
これらを現在の情報で解釈するとこうなります。
1.どうしてイドの中で連続殺人鬼たちはジョン・ウォーカーを恐れるのか? これについてはいまだに謎です。最終話でこの疑問に回答が与えられるんでしょうか?
2.殺人を犯していなくても夢に入れたのはジョン・ウォーカーが招き寄せていたからで。ミヅハノメには連続殺人鬼しか入れません。
3.夢の中には記憶を持った状態で入れる。でもミヅハノメにはイド嵐に呑まれないように飛鳥井木記によって記憶を消されます。
4.カエルちゃんが直ぐに死ぬのはそれが飛鳥井木記の望みだからでしょうか? カエルちゃんが殺されても飛鳥井木記が目を覚まさないのは眠らされているかそれに近い状態だからでしょう。
死んでいても飛鳥井木記の意識は残っているらしい、というのは既に述べました。
5.飛鳥井木記の夢は本人が寝ている間しか入れませんでした。そしてミヅハノメも前述のように飛鳥井木記は眠らされているかそれに近い状態です。なのでいつでも入れる訳です。
6.イドの主はイド主のもの、飛鳥井木記の夢は飛鳥井木記のもの。飛鳥井木記を通して殺人鬼のイドを見ていると解釈できますが、飛鳥井木記の夢とイドとは明らかに違うものだと思います。
これに関してはもう新しい情報もないと思うので、後はどう解釈するかの問題でしょう。納得できるのもがあったらまた書くかもしれません。
ハッキリと分からないのは1.のジョン・ウォーカーの役割ぐらいでしょうか。
この辺りも最終話まで観て、そして回答がないのなら後は個人的に解釈するしかないと思います。なのでその時にまた考えましょう。
集団昏睡事件
ある程度、真相が分かったのでもう一度考えてみたいと思います。ただ今回の記事はカロリーが高いので時間を置いて読む事をおススメします。
俺が疲れてるだけだろうか……?
「箱に隠されていた彼女が表に出されてこれが起こってるんだ。そして、彼女が失踪した夜。病院で起こったあの事件」
「看護士集団昏睡事件……!」
犯人は局長ではなく飛鳥井木記でした。飛鳥井木記が溶け出した事で看護士たちは次々と意識を失い、そして監視カメラも壊れました。
飛鳥井木記が表に出てから監視カメラが壊れた、というのはこの台詞で分かります。
「井戸端と連絡は?」
「ダメだ、内部の様子も現在のことは分からん。異常事態が始まった直後の録画映像しかねぇ」
監視カメラも工作ではなく飛鳥井木記の力によるものだったようです。
そしてそんな状態の飛鳥井木記にプロトタイプのミヅハノメを頭に付けて近付いた奴がいる。近付いただけではなく、そのまま井戸端か隔離できる場所まで運んだのでしょう。
ここまで詳しく知っている室長にも少し疑問がありますね。「その乗り込んだ奴は実は俺だったんです」、とか言わないよね?
という辺りで、申し訳ないですが書いてる人間の脳力に限界が来たのでここまでとします。
やっぱり収まり切らなかったのでpart4に行きます。でもその前にちょっと違う記事を書いてリフレッシュする予定。脳内がもうイドだらけで思念粒子出そう。