アニメ「星合の空」12話 最終回だけど最終回じゃなかった
「星合の空」は今日の12話でテレビでの放送は終わりとなりました。しかし物語にはまだ続きがあり、キャラクターたちのドラマはこの後更に動いていきます。本来は全24話の物語で、3ヶ月後にもう1クールを放送して完結する予定でしたので12話に直結する13話が存在します(続く↓
— 赤根和樹 Akane Kazuki (@Akane2514af) 2019年12月26日

ニコ動のコメントで監督のツイッターアカウントが貼られてました。なのでこれが最終回じゃないと分かって観てたんですが、それでも最後は唖然としましたね。
何てとこで終わるんだ……。
まぁ前の記事でどうやっても枠内では終わらない、と予想はしてたんですが。悪い意味で当たっちゃったなーという感じ。
続編を望む人の為に監督のツイッターでいくつか方法が挙げられています。その辺りも今後の記事で触れますが、とりあえず12話をざっと見ていきましょう。

まずはこのシーン。里親の子が実母の背中を追いかけたけれど、見つける事は出来なかった。
この子もまだ先の展開があるようです。実母が引き取りたいと言い出す流れもありそうですが、それはそれでまた揉めそう。

そして不穏さしかないOPのブツ切りから双子戦へ。
序盤はずっと押されてます。

ちなみにこのラケットの上部に当たって失点する、という描写ですが。双子の球威や球の伸びに対処できていない、という意味で合ってるんですよね? 球技全般が苦手なのであんまり分からない。

「せっかくの試合なんだから、もうちょっと楽しみたいよね」
ここから主人公ペアが色々と作戦を仕掛けていくんですが、その前に。

「期待外れか」
「新城涼真とは違うな」
双子の初登場シーンでも触れてましたね、メガネくんの兄の話なんですが。その時は確か、「そういえば」という感じで話してたと思うんです、軽い感じで。でも結構ガッツリ意識してたんですね。
「出来の悪い弟は悲劇だな」
と、この台詞はそのままメガネくんの置かれた境遇です。

「セミが鳴いてる……。後四回サーブを打てば」
「終わりか」
このセミの声が一つの演出になってます。後で触れますね。

そして主人公ペアのダブル後衛作戦、走り回る作戦で双子のペースを乱し、初得点ゲット。その流れで1ゲーム取ります。

すると双子がケンカを始める。この展開にはなぜか既視感が。
何気にこの作品ではペア同士の友情が一つのキーになっていて、ペアの関係が悪くなると負けるという法則があります。
全ての勝負がそういう訳じゃないですが、素麺チャンプルーの子や色黒の子もそうでしたね。
勝手に「ペア愛勝負」と命名しましたが、次に使う日は来るのだろうか……?

双子の剣幕とは対照的に、この二人はほんとに仲がいい。そして何気にスキンシップも多い。
このまま主人公ペアが2ゲーム目を取ります。

「マジかよ、これって」
「地区予選で、ファイナルゲーム……」
セミの声が鳴り響いた後の双子の台詞。
ここですね、さっき言ったセミの声に関するシーンなんですが、双子にはもうセミの声が聞こえてないです。それぐらい余裕がなくなっている、追い詰められているというシーン。
上手いですね、というか三回観てやっと分かった。

「柊真、ソフトテニスって面白いな」
「ほんとだ、こんなに楽しかったんだな」
(またスキンシップしてる……)
ここは深堀したいので後に回します。というかいつも通り次の記事に。

「俺たちの、領域だ……!」
この台詞ですが、一言で言うならプライドですよね。そのプライド故に本来の実力が出せていない、自分で自分の首を絞めている。
良くある事ですが、自分では中々気付けない。

そして双子の双子による教育的指導。

「同じ顔していて良かったよ。自分がどれだけひどい顔しているか、鏡がなくても分かる」
この台詞、凄く好きです。上手いなーとうなってしまいました。監督さん、双子でもないだろうに良くこんな台詞浮かびましたね。
これで双子が息を吹き返します。

序盤のこれです、球威が復活してます。やはり友情こそパワー!
長くなって来たので少し飛ばします。
最後の二得点のシーン。

メガネくんはしっかり球を目で捕らえてます、でも打った球はラインの外へ。

サンバイザーくんは「凄い……!」と言って空振り。
ちゃんと全力を出し切った上で負けてるんですね。精神的ないざこざや不仲が原因ではない。非常に気持ちのいい負け方でした。

試合が終わり、握手を。
(ここの視線がかみ合ってない気がするのは気のせい)

「また、よろしくお願いします」
これはサンバイザーくんの台詞なんですが、この子ってほとんど敬語使ってなかったですよね。ここで急に使ったのは本気で相手の実力を認めたからでしょう。
いやー、気持ちのいい試合でした。そして最終回でした。
はい?
ああ、問題はここからですね。
ここまでで十分、見所があったんですが、この先の方が大問題でした。
ですが、それについてはまた明日にします。年内はこの作品の記事で埋まりそう。