アニメ「あひるの空」についてザックリと書く
4話までの感想。
普通に面白いんですが何かモヤモヤするので書いてみます。
まず特徴を三点挙げてみます。
- スポーツもの(バスケ)
- 低身長の主人公
- チームメンバーは不良
まず、スポーツもの(バスケ)。
バスケ漫画といえば『スラムダンク』が浮かんでしまうんですが、中央のアフロ君って井上雄彦の『リアル』のキャラに似てる感じがします。
検索してもそれなりに情報が出るので、少なからず影響を受けてるようです。
次に、主人公は低身長。
バスケと言えば高身長が前提のスポーツです。実際に高いキャラが多いんですが、主人公の身長は149センチだそうです(wiki調べ)。
そういえば昔に低身長ながらNBAに出た日本選手が居て話題になった気がします。調べてみたところ、田臥勇太選手だそうです。
日本人NBA1号、身長は173センチ。他にも低身長の選手が載っているページがあったのでリンクを張っておきます。
その低身長を努力でカバーしているタイプですね。『僕アカ』の主人公もそのタイプだったと思うんですが。最近どうしてもその辺りに引っ掛かりを覚えてしまいます。
いわゆる努力至上主義というのは昭和の時代から続いていて、今はブラック企業であったりブラック部活であったりと悪い側面を見せています。
もちろん努力は必要なんでしょうが、楽しんでやる努力であったりイメージトレーニング。もしくはもっと効率的に体を鍛える方法等も取り入れていいんじゃないかと。
とにかく努力は素晴らしいんだ! というように見えてしまう描写には少し疑問を感じてしまいます(過敏になってるだけかもしれないです)。
最後に、チームメンバーは不良。
不良グループなんですよね。アニメにはモブとしては登場するけれど、恐らく長い間排除されていた存在です。
90~ゼロ年代辺りで不良は『GTO』や『ごくせん』で教師になってました。
他に調べたところ『クロマティ高校』や『美鳥の日々』という作品でもメインのキャラが不良のようですが、これらの作品はギャグやラブコメのようです。
ゼロ年代にヒットしたヤンキー漫画の一覧のリンクを張っておきます。
それなりにヒットした作品はあるようですが、アニメ化はしてないようですね。
それだけ排除されていた存在が急に出て来た事に違和感を感じてしまいました。まぁこの作品では少々荒いというだけでコミカルに描かれているので嫌な感じはないんですが。
再び不良がアニメの中に復権する事があるんでしょうか?
全体としては普通に楽しめる作品です。
コンスタントに笑いを入れてくるし、選手たちの葛藤や成長も描かれている。気付けば登場人物全員が好きになっているタイプの作品ですね。
不良キャラに拒否感やトラウマがなければ普通に楽しめる作品だと思います。