アニメをっち

アニメの感想、持論などを好き勝手に書いております

アニメ「ID: INVADED イド:インヴェイデッド」をまだ観てないのに予想する

 前に一度、予想記事を書いたんですが、なぜか放送前に投稿しようとやっきになり、そのせいで無理やりアイデアをひねり出した挙句に内容も伝わりにくいものになったと思います。

 なのでその後に得た知識を含め、もう一度予想の整理をしてみたいと思います。

 あ、ちなみにこのアニメの新情報は一切入れていません。それ以外の情報と妄想で書いてますので、既にアニメを観た方は鼻で笑って貰って構いません。

 

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(C)IDDU (C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会

 

  具体的な展開予想は「ここから展開予想」と「主人公の名前」ぐらいなので、興味のない方はそこだけ読んで貰って構いません。

 

 

心理学用語のイド

 主にタイトルに関しての予想となります。「イド」というのが心理学用語だったのは前の予想記事の途中で気付いてますね。

アニメ「ID: INVADED イド:インヴェイデッド」について内容を予想してみる - アニメをっち

 

 

 では、参考サイトはこちら。

information-station.xyz

エス(イド)と呼ばれる言葉によって指し示される心の部分は、「~が欲しい」「~したい」といった人間における原始的で本能的な欲求や衝動

 

欲求や衝動に対して、それを道徳的な規範に沿うような形へと規制し、自らが理想とする倫理的な姿に反するような欲求や衝動に関しては、それに対して禁止する命令を与える心の部分として、超自我

 

両者の心の働きの間の適切なバランスをとっていくことによって、現実における実際の行動を選択する判断を下していく心の部分が自我

 

 人の意識は三つの働きによって出来ていて、その三つはエス(イド)・超自我・自我である。

 それぞれの関係は、本能衝動(イド)とそれを自制する道徳心超自我)の対立があり、最終的な判断は表層にある意識(自我)がつかさどっている。

 

 ちょっと意訳してありますが、専門家でもないのでこのぐらいで問題ないでしょう。基本的にはタイトルに出て来るイド(本能衝動)だけ押さえておけば大丈夫かもしれないです。

 

タイトルの意味

 「ID: INVADED」、イドの意味が本能衝動、そして INVADEDを侵略される・侵害される等と翻訳します。二つあわせると侵略される本能衝動、となります。

( INVADEDが過去形か過去分詞なのかは判別できません)

 そしてこのIDなんですが、恐らく Identification(識別・身分証明)とも掛かっていると思われます。

 

 これらを解釈すると、人の本能的衝動や個別性の侵害となります。

 では、何によって侵害されるのか?

 

集合的無意識

 シンクロニシティとも言われますが、この単語はどのぐらい知名度があるんでしょうね。詳しく話すとスピリチュアルなものに感じられますが、れっきとした心理学の用語です。

 参考サイトはこちら。

xn--ccke5d6a8fj3i7afn.com

生物の意識の深層部、何らかのカタチで繋がっている

 

 記事内にある「100匹目の猿現象」が面白いんですが、引用すると長くなるのでやめます。

 

 人の無意識には何かしらつながっている部分がある。そしてこれが先の部分の続きですが、そのつながっている部分が人を侵略する大元ではないか、と予想します。

 そういう大きな無意識が何らかのキッカケによって人の衝動や個別性を侵略する・失わせる、そんなイメージです。

 

炎上と絞首刑

 話は変わりますが、少し前の時代では処刑が見世物になっていたそうです。

公開処刑 - Wikipedia

中世の死刑などは公開される娯楽として扱われた

 今の社会で起こっている炎上事件を中世の魔女狩りに例えていた人が居たと思います(「炎上 魔女狩り」で検索したら何人か出て来ました)。

 

 人の本能はそう簡単には変わりません、本質的には現代人も中世人や古代人とそう違いはないのかもしれません。

 人は基本的に野蛮な生き物で、日頃の鬱憤のはけ口や自らの保身の為に簡単に他者の犠牲を求める、それが炎上という現象なのかもしれません。

 

ここから展開予想

  脚本担当である舞城王太郎という方が書いた『ディスコ探偵水曜日』という作品を元に考えると、恐らく序盤は様々な方法で煙に巻いて来るでしょう。

 殺人の謎を解くが犯人は捕まらず(もしくは同じ手口の犯人が現れる)次の犯行が行われる。犯人は一体誰なのか? もしくは何なのか……?

 その正体が恐らく、今まで述べて来た集団的無意識と結び付いた本能的衝動ではないか。

 こんな予想ですね。

 

酒井戸?

 ついでに触れると、主人公の名前です。きっと引っ掛かった人も多いと思うんですが、イドに酒井戸って余りに露骨ですよね。

 酒井戸は逆イドとも読める、なのでイドに対抗する者という意味もあるんでしょうけど。もう一つポイントがありました。

 犯人の深層心理に入れるのは人を殺した人間だけ、でしたっけ? だから主人公も罪を犯している。

 ただ、恐らくこの主人公は誰かを守ろうとして罪を犯したのではないかと予想します。そしてその存在があの金魚ちゃん辺りではないか、と。

 

深層心理の世界

 何かの装置を使って人の深層心理に入り込むようですが、その中で見る人や物はその犯人が見たものなのか、それとも入り込んだ人のイメージに変換されているのか。これも分からないところですね。

 それによって金魚ちゃんという存在が主人公の記憶にある人物なのか、それとも犯人の記憶なのか分かれてきます。

 前の予想では金魚ちゃんがエヴァ的な人類の代表と書いてましたが、イドとの関係で見ると超自我辺りかもしれないです。人の道徳心

 もっと具体的な存在な気もするんですが。

 

それぞれの名前

 「金魚ちゃん」という変わった名前もそうなんですが、あの装置の名前「ミズハノメ」というのも良く分からないですね。組織名の「蔵」辺りは直ぐに説明されるんでしょうか?

 この辺りについては実は全く見当が付いていません。殺人鬼の「ジョンウォーカー」もですね。

(というか今気付いたけど、「連続殺人鬼メーカー」って何。こいつが犯人じゃないの? え、何それ)

 

最後に

 多分、既に観た人は展開の不明さにこんがらがって本質的な部分は見れないんじゃないかと思います。なのでこういう予想が出来るのは未視聴の特権かもしれないですね。

 ちなみに予想が外れても一切気にしない人間なので、1話・2話を観た後にまた別の予想を打ち立てるかもしれません。

 

 「失敗は成功の元」なんて言葉もありますが、個人的には「失敗は成功の元ではない、失敗自体が一つの発明だ」なんて思ってます。特に創作や哲学の世界はそうですね、正解のない世界ではそもそも間違いも存在しないという。

 まぁ最近はブログの記事だけで創作なんて少しもやってませんが。

 

 ああ、放送日が楽しみだー。

 

 

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