アニメ「ID: INVADED イド:インヴェイデッド」3話の整理
3話もまたあれこれと新情報が出て来ました。でも残念ながら本質的な部分は全く分からず仕舞い。むしろますます混乱したような……?
なので頭の中の整理を含めて情報を書き出していきたいと思います。
主人公の夢? 妄想?
主人公曰く、見た事がない建物なのに知っているマンション。嫁さんと娘が出て来ます。
それを現在の主人公が見ているという構図。恐らく夢でしょう、この主人公は妄想も映像化してしまうのでややこしいです。
そして「家族すら守れなかった」という独白と共にムクちゃんの死因が語られます。連続殺人犯「タイマン」に殺されたようです。
(カエルちゃん関係なかった……)
病室で
前回の被害者の一人、新人の子ですね。思った以上に元気そう。というかタブレット持込んでいいんだ。
「自分自身のイドに入る事は禁じられている。イドは無意識からの産物だ、イドに潜る事はつまり、無意識を意識する事だ。あくまでも理論上だが、イドはその意識の侵略から逃げようとするように、自らを不可視化しながら膨張すると考えられている」
この辺りの「最悪の想定」というやつはフィクション上では高確率で起こるんですよね。もしくはギリギリのところで回避するか。
というかこのイドの説明、一回聞いただけじゃ分かんねぇ……。
「そして名探偵はその嵐に飲み込まれ 、自分のイドの中で永遠にさ迷う事になるんだと。その状態をドグマに落ちたと呼ぶらしい」
ドグマの意味はこちら。
宗教・宗派における教義のこと。
広義としては、上項から派生して「独断・偏見的な説や意見」、「教条主義」を指すようになった。
偏った考えに落ちる、ぐらいの意味でいいんでしょうか?
更に続きます。
「とにかくミヅハノメが位置情報を失ってパイロットの吸出しが出来なくなるんだと」
「死ぬんじゃないんですか?」
「コックピットの肉体はどこかで生命活動の維持が難しくなるかもしれない。しかし肉体は死んでも、精神はミヅハノメの中で生き続けるらしい」
何やら面白そうな設定ですね。精神だけが生き続けるなんて『攻殻機動隊』みたい。でもこっちはかなり地獄です。
「パイロットがイドの中で、自分の記憶を失い名探偵になるのも、万が一自分のイドの中に入った時の安全確保の為なんだろうな」
この台詞は素直に受け取っていい気がします。このベテラン刑事がこう思っているだけ、というパターンもあり得るんですが、この作品の情報密度の高さからそんな嘘を混ぜて来るとは思えない。それに脚本の舞城さんは作家です、言葉を信じている人なので……、という例によってメタ視点。
新人ちゃんの症状
「うちの母親、私の事に余り関心ないから」
サラッと新人の子が言います。しかもこの台詞の時の映像がこれなんですが、表情すら映していない。声優の方も全く感情込めてないのが逆に恐ろしい。
絶対この子、後々に何かやらかしますね。良い方向か悪い方向かは分かりませんが(良い=主人公の代わりにイドに入る。主人公のイドに入る。悪い=殺人犯になる)。
最初は可愛いマスコットのポジションかと思ったんですけどねぇ。
新人ちゃんはちょっと怒ってるみたいです、連続殺人犯という存在に。そして自分の症状を説明。
「あ、この怪我は前頭葉を少しばかり削りましたけど。奥の方にある大脳辺縁系に傷は付けてないので、怒りとか楽しみとかには影響ないはずです」
行動による結果の認知や、行動の選択、物事の類似点、相違点の判断
人格を作ったり、感情をコントロールしたり社会性を作ったりしていると言われています。前頭葉がダメージを受けると怒りっぽく成ったり、理由もなく隣の人を殴ったり、町を徘徊したりする症状が出ると言われています。
他にもあれこれと機能があるようです。
アナアキ
さり気なく同じ場所に捕まっているアナアキ。今後もチラチラ出て来るようですね。しかし主人公はこれをスルー。
今回のイド
今回の連続殺人犯である「ハナビシ」のイドです。デスゲームに出て来そうな舞台ですね。
そしていつものカエルちゃん、今日も元気に死んでます。
その後、主人公も狙撃されて死亡。でも再投入を繰り返します。
「けど思い出せ、 俺は生き残る為にここに居るんじゃない」
そうでした、デスゲームとは違います。生き残りではなく謎を解く必要がある。
始めて生きているカエルちゃんを確認、主人公の想像です。
どうやら最初に主人公の頬をかすめた弾丸がカエルちゃんの胸に当たったようです。かなり角度があるようですね、上から撃たないと這っている人間は撃てませんから問題ないでしょう。
これが銃を撃っていた犯人、ではなく、犯人がイドの中に作り出した存在です。
謎は全て事件解決
「パズルが解けました」
犯人の特定、謎が解けると共に犯人特定につながる情報が。今回は映り込みではなくデータの解析です。
でもやっぱり思うけど、主人公が謎を解く必要あった?
「政治警報です」
何やら機密情報のようですね、情報を取り出そうと思えば出来るけど、それをすると政治介入した事になる。
こういった政治的な部分もどこまで描かれるんでしょう。
「ハナビシ」はフリーの報道カメラマンでした。イドの中でもそうでしたが、狙撃しているスナイパーは犯人じゃないんですよね。これもちょっとややこしい。
ここから主人公の自殺誘導が始まります。というか前科あるんだからもっと離れた場所に移してあげて……。
もしかしたらわざとじゃないか、と勘繰ってしまいますが。さすがに考え過ぎでしょうか。
主人公にあるまじきこの表情。異世界ものに出て来たらモンスターと勘違いしそう。
そんな様子を全て聞いていたであろうアナアキ。彼だけが無事です。
今度は悪夢
「カエルちゃん! あぁ、助けたかったのに……」
主人公はカエルちゃんを助けたいと思っているんでしょうか? この辺りも謎です。
「事件の捜査なんてどうでも良かったの。そんな風にどうでも良くなる仕事なら」
「どうして私たちが死ぬ前に側に居てくれなかったの」
最悪の一言で目を覚ます主人公。今度のは悪夢でした。
何気に「私たち」と言ってますね、これは嫁さんも死んでいるという事でしょうか。断定は出来ませんが、恐らくそうでしょう。
次の記事へ続く
これらを踏まえて考察へ入ります。
というか、もう考察抜きに普通にこの作品が観れなくなってますね。あれこれ意味を考えてしまう。
あ、それと今回の連続殺人犯「ハナビシ」ですが、余り重要だと思わなかったので動機やトリック? についてはほぼ触れていません。
そういえば今回、ジョン・ウォーカーの出番なしでした。